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18禁ゲームの波紋(2)

2006/06/21 01:21
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プロフィール

寺本由美子

本名とタイトルのペンネームが異なっているのはご愛敬(話せば長~い物語あり)。IT系の話題からゲームのレビューまで、自由気ままに発信します。iPadやiPhoneなど、大好きな電脳小物についても熱く語りたいですね。Twitterにも出没中。ブログへのコメントも、@kirifue へどうぞ。
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(前回の話はこちら

新品Zコーナーにあるのは、『SIMPLE2000シリーズ お姉チャンプルゥ』と『グランド・セフト・オート・バイスシティ』の二つ。この『お姉チャンプルゥ』っていうソフトは、一見したところは、イロっぽいゲームに見える。でも、「Z指定」となったのは、そのせいではないようだ。
(娘)「この『オート・バイスシティ』って、結構、過激だって聞いたことがある。 『お姉チャンプルゥ』もそうなのかも」
過激って、暴力シーンが問題ってことね。う〜ん、いわゆるコンシューマーゲームの「18歳以上対象ソフト」っていうのは、性的表現が問題になっているわけじゃないのか。
(娘)「ちゃんと調べなきゃ、ダメだよー。思い込みしやすいタチなんだから」

初期のセガ・サターンには、「X指定」という「18禁」制度があり、残虐な描写や性表現のあるものが販売されていたことがある。しかし、それらはセガのレーティングの主旨に反したものだったため、1996年10月に「X指定」制度は廃止された。1997年、CESA倫理規定委員会の発足当時には、まだ、そのような成人指定の表現のあるソフトが、主な審査対象となっていたようだ。しかし、その後は成人指定のソフトは不合格となって次第に姿を消していき、その審査対象は暴力表現グロテスクな表現へと移っていく。

平成14年度「家庭用ゲームソフトのレーティングシステム」の在り方に関する検証(PDF)

なぁるほど、そんな歴史があったんだ。
ゲーム販売店で、ちょっと笑ってしまったのは、6月29日に発売される『ファインダーラブ ほしのあき 南国トラブル ランデブー』のPSPソフトが、「B指定(12歳以上対象)」となっていること。プレイヤーは、新人カメラマンとしてグラビアアイドルのロケに参加し、その水着写真を撮りまくるという濃い内容だ。さらに、限定版には、タレントが着ている水着のレプリカが同梱されていたりもする。これが「B指定」。中学男子がこのソフトに夢中になっているところを想像すると、かなり妙な感じだ。でも、きっとこれは、健全なお色気の範疇なのだろう(中身を見たわけではないので断定はできないが)。

娘の忠告に従い、さらに調べてみることにする。
一体、誰がその審査を行っているか、という点だ。「12歳以上」ならOKかどうか、どうやって判断しているのだろう。
ここで、CESA(社団法人コンピュータエンターテインメント協会)のサイトに載っている啓蒙マンガ(2005年9月掲載)を、ご紹介しよう。私のようなシロウトにも、非常に分かりやすい内容となっている。

家庭用ゲームの『年齢別レーティング』ってなぁに?(PDF)

マンガの吹き出し部分から、文章を引用してみよう。

「実は『一般の人』が審査に参加しているんです」
「もともとゲームソフトの表現については、主にゲーム機メーカーの品質チェックやゲーム業界団体のCESAで中心に審査をしていました。ただ業界内部の審査だと中立性を保つことが難しいため、新たに審査に特化した独立組織を作ったのです」
「ゲーム業界に関係ない人だったら誰でも参加出来ると聞いていますし、たくさん登録している人がいるって聞いてますよ」

おお、我々一般人が参加できるとは知らなかった。

「ただ、すぐに審査を始められるわけじゃなくて、数十時間トレーニングをしてから審査員として登録出来るようですよ」

とあるから、そう簡単には審査員にはなれないようだ。これなら、興味本位で参加するのは難しいかもしれない。青少年を保護するという、とても責任の重い仕事だから、いい加減な気持ちで取り組んで欲しくはないものだ。

コンピュータエンターテインメントトレーディング機構//審査員募集

次回につづく)

お詫び

前回の「18禁ゲームの波紋(1)」において、誤解を招くような表現をしたことを、深くお詫びいたします。
今後、このようなことのないよう努めます。
誠に、申し訳ございませんでした。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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