昨日、Oracle Database 10g の「ORACLE MASTER Bronze試験」を受けに行ってきた。
Oracleデータベースの管理業務を行う人のための、ベンダーによる資格試験である(ORACLE MASTER Silver試験のレポートはこちら)。
去年の夏に、「Oracle Database 9i Silver」の試験を受けようと思い、本まで購入しておきながら、とうとう受けずじまい。
その本とは、以下の2冊。
「オラクルマスター教科書Silver Oracle9i Database 【DBAI】編」 日本オラクル株式会社監修
「オラクルマスター教科書Silver Oracle9i Database 【SQL/Oracle入門】」 日本オラクル株式会社監修
そうこうしているうちに11月、職場でOracle Database 10g の導入が決まり、私がインストールするはめに。
(このあたりの顛末は、「ガッツ石松が『Oracle 10g』に挑戦!」にて)
もう! そもそもOracleのバージョンが違う。
まあ、まだ勉強など、ほとんどしてなかったから、どのみち同じなんだけど。
で、今回、Oracle Database 9iを受けるか Oracle Database 10gを受けるか?!
もちろん、より新しいバージョンの試験を受けるは、必然。
以前、「Sun Certified Programmer for Java 2」を受験したときのこと。Platform 1.2の参考書を勉強し、さらに業務で使用していたのにもかかわらず、無理に背伸びして Platform 1.4の試験を受けた。
何とかぎりぎりで合格できたものの、かなりやばかった。例えば、Java JSTLがらみのところは全滅に近かったと思う。
このときは、Platform 1.4試験用の書籍が発売されていなかったという事情もあり、致し方ないところもあったのだが、今回は違う。Oracle Database 10g試験向けの学習書は、公式テキストを初め、いろいろと出版されている。
こうなったら、10gの本を購入し直して、一から勉強してやろう。そう考え、この2週間ほど、時間を割いてきた。
結果は、何とか合格!
しかし、これはあくまで、途中経過に過ぎない。
というのは、資格制度もバージョンアップされたからだ。Oracle Database 9i のときは、いきなりSilverの資格試験(3試験)を受験できたのだが、10gでは、Bronzeの試験(2試験)に合格して認定を受けないと、Silver資格(1試験)の認定を受けることができなくなった。つまり、9iのSilverは、10gでは BronzeとSilverに分割された形となった。さらに、Bronzeは、9iにあった Oracle Silver Fellow資格の流れも受け継いでいるようである。
ただし、これはあくまで形式であって、9iと10gの内容はかなり異なっている。背伸びをして受験する場合は、きちんと対応したテキストで勉強することが必要だ。
また、ORACLE MASTER Silver以上の資格(Gold/Pratinum)は、グローバル資格であるOracle Certification Program(OCP)に対応しているが、Bronze資格は国内での効力しかないらしい。
あくまで、目指すは、Silver資格。
Oracle Database 10g ORACLE MASTER Bronze
↓
Oracle Database 10g ORACLE MASTER Silver (OCA)
↓
Oracle Database 10g ORACLE MASTER Gold (OCP)
↓
Oracle Database 10g ORACLE MASTER Platinum (OCM)
Silver 以上の資格認定には、下位レベルの資格が前提条件となっている。すでに 9i の認定資格を持っている方のためには、10g への移行試験もある。
Oracleの認定制度はかなり複雑なので、詳しくは、ORACLE認定制度のページへ。
レポート
Bronze資格は下記の2試験に合格する必要がある。
Bronze DBA 10g
Bronze SQL 基礎1
別々に受けてもいいのだが、私は一気にカタをつけたくて、続けて2試験を受験。60分+90分の長丁場であった(気負っていたせいか、直前にトイレに行くのを失念。ちょっとヤバかったし)。
試験は、パソコンを使って行われる。
選択式問題なので、該当するチェックボックスやラジオボタンにチェックを入れればよい。分からない問題や自信の無い解答には、マークをつけることができる。一通り終了した後で、問題番号一覧がマーク付きで表示される。ここから自由に問題を選び、何度でも解答をやり直せる。
Bronzeとはいえ、DBA 10gには、かなりの難問も見受けられた。自分が苦手なせいかもしれないが、バックアップやリカバリ、アドバイザの使用あたりの問題が多かった気がする。
また、時間的にもそう余裕はなかった。マーク付の再検討問題を考え直し、さらに、全問を一通り見直すのがやっと。
結果
Bronze DBA 10gは、全41問。合格点22点で、私の点数は25点。Bronze SQL 基礎1は、全40問。合格点28点で、私の点数は33点。
まだまだ、勉強が足らんなあ。
勉強方法
下記のASCII刊の2冊を徹底的に自習。
「ORACLE MASTER BronzeDBA10g日本オラクル公式テキスト」
「ORACLE MASTER Bronze SQL基礎〈1〉日本オラクル公式テキスト(改訂版)」
練習問題はテキストを使わず、サイトを利用した...って、アドレス忘れた!
すみません。明日、アップします。→アップしました。
こちらは、とても分かりやすい講座。単元ごとの練習問題で、重要ポイントを確認できる。
ORACLE MASTER Bronze DBA講座(1)
Oracleデータベース構造の基本
ORACLE MASTER Bronze SQL基礎I 講座(1)
Oracleで使うSQLの基礎を学ぶ
練習問題ばかりのサイト。実際に出題される問題より、短めの文の問題が多い。出題傾向も微妙にずれている感じはあるが、結構勉強にはなる。何より問題数が多い。Bronze DBA10gの問題が215問、Bronze SQL基礎 I の問題が250問。
めざせオラクル・マスター
受験申し込み手順
1.ORACLE MASTER認定試験用バウチャーチケット(受験チケット)を購入する
有効期限があるので、注意すること。
どこで購入しても同じなので、個人負担なら安い方がお得。Webショップを探してみるといい。
2.試験を予約する
チケット番号が必要となるので、受験チケットを手元に用意しておく。
下記のサイトで、会場の空きを調べ、試験の日時を予約する。会場は、日本各地にある。
IT系資格試験情報/資格試験情報R-PROMETRIC
また、日本オラクル直営会場(オラクルテストセンター)でも、受験できる。
詳細は、下記のOracleサイトで(ページが英語表示になった場合は、右上のオプションメニューで"Japan"を選択)。
支払い方法は、クレジットカード、Learning Credits、銀行振込、受験チケットが利用できる。
認定制度-試験申し込み
認定申請
試験に合格するたびに、Web申請を行う必要がある。試験認定処理は申請後、約2〜3週間かかるらしい。
さらに、認定Kitをもらうには、別途、認定Kitの配送申請をしなければならないという、念の入れよう。
Web申請について