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今更初めて「あらたにす」が面白いと思った。

2009/03/06 04:11
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プロフィール

千ヶ崎 隆司

「君に」と言いながら、実際のところは自分の脳内をデフラグするために始めたようなブログです。 少しでも読んでいただいた方の役に立つような情報を書けたらと思っています。 ちなみにタイトルの由来はYMOの名曲から。 更新頻度を上げるために四苦八苦しております。申し訳ありません。 基本的に「エライ」人の間違いを考えることがテーマになっています。 ご意見等がありましたらtwitterアカウント「@tchiga_cnetj」まで。記事のソース等も貼り付けて行く予定です。
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マスコミが大好きでたまらなかった、民主党代表の小沢氏の公設秘書が献金問題で逮捕されました。このタイミングはさすがに読めなかったのでしょう。小沢氏曰く「陰謀」だそうです。

まぁ、どんなことを言おうが「説明責任」は必須であり、それをしたとしたとしても、問題が浮上した時点で「責任」とって辞めなくてはいけないのが、習わしではなかったですかね?しかも今回は、何とか還元水とか不倫とか泥酔会見とか、そういった失態的なものではなくて、検察が絡む刑事事件ですし。

そこで、どうなっているのだろうと、新聞3紙の記事が読み比べられる「あらたにす」に久しぶりにアクセスしてみました。(ローマ字読みでグーグルさんに尋ねるには"allatanys"にしないといけないのがとてもやっかい)

何というか、三者三様の様相を呈していてとても面白い!というか香ばしい!

各社の社説やコラムを読んでみると、「政府と検察が癒着しているから〜」と批判のすり替えに躍起な朝日、しっぽ切りにさせない捜査を望み一見中立な日経、速くも小沢バッシングにシフトしている読売、な構図がほのかに見えて面白いです。

今まで、存在は知っていましたが使う気も見る気もさらさらなかった「あらたにす」ですが、政権交代させたくて仕方がなかったマスコミの無理矢理な持ち上げ方がどういう方向に行くのかをウォッチングするのにはとても最適です。初めて「あらたにす」のおもしろさに気がつきました。

小沢氏に関しては、今回の事が無くても「何人かくだいさい」発言をした時点でアウトだと思うのですが、そこはスルースキル全開の大手マスコミ。ステキです。

また、検察に対して批判が殺到したそうですが、解散総選挙後であればOKなのでしょうか?万が一にも一国の首相になった時点(むしろ瞬間)で今回の逮捕を発動すれば、もっと面白いですね。その時でも「国策捜査」っていうのでしょうか。そういったらいつ捕まえればいいのですか?

ただでさえ捕まえづらいように法律があり、さらには時効もありなこの種の事件で、香ばしいバイアスをかけた意見は自らの浅はかさを露呈するだけのような気がします。

さて、とある右翼な番組で「朝日の逆を行けば大体正しい」という意見がありました。それに賛同するわけではありませんが、最近の朝日の記事は香ばしさが急上昇中です。

今回の件にしても、

▼きのうの記者会見で、小沢氏は捜査を「不公正」と強調した。同じような問題はこれまでもあったのに、なぜ今回だけ捕まるのか。胸中には憤りがあるようだ。この点は小沢氏だけでなく、国民を納得させる責任が検察側にもあろう
(3月5日付 天声人語 より)

という、すてきな意見が出てきました。

えーと、三権分立って知っていますか?検察は捜査して証拠を固めて立件可能なら、被疑者を法廷に引っ張り出すのがお仕事です。その際の状況は有罪か無罪かを判断する司法の裁判所でやってくれます。それよりも「立件できるだけの証拠はあるけど、時効が過ぎたのでつかまえられませんでした」という説明をご所望でしょうか?

それとも特高やSSみたいな存在があれば文句はないのでしょうかね?

以前から朝日新聞は「素人たちのデモ」という意味不明な記事を書いていたりします。デモは一般市民がするものなので、素人もプロも存在しないはずです。というよりも、こういった活動をしている(一応いないとされている)プロ市民の存在を知っていたから、つい出てしまったのでしょうか? どうですか?言葉のプロの新聞記者さん?そういえば珊瑚問題も「goo ホーム PROJECT」という、珊瑚を取り戻そう運動があるのですが、見事にスルーでした。asahi.comで「珊瑚」をキーワード検索すると大変面白い結果が出てきます。CSR(企業の社会的責任)が問われ始めている昨今で、傷つけてしまった責任を「KY」を別の意味にすり替える前にすべきこと、できることがあったのではないでしょうか?

マスコミは問題が起きるたびに「責任」を連呼しますが、CSR・SRIにどのように取り組んでいるのかも怪しいところです。有害・無害を問わず、ただ単にバイアスのかかった情報を垂れ流すだけ垂れ流し、尻をぬぐわないようなマスメディアは、企業として社会的責任を果たしていると言えるのでしょうか?

日本の政治の悲しいところは、「まともな与党の不在」ではなく「まともな野党の不在」です。共産党は原点回帰をすることで民主主義の中での共産主義の果たす役割をしっかりと演じてはいますが、いかんせん共産主義という名称に対する偏見と規模の小ささから、力不足が否めません。それでももっとも国民の立場に立って、一番まともな意見を言っているというのは、民主主義国家に対する皮肉のように思えてなりません。

結局のところ、今回の結論としましては、「新聞おもしれぇ、けど取るほどの価値はねぇ、やっぱり」といったところです。ぶっちゃけ、新聞の購読数が落ちているのは、無理矢理取らせようとする勧誘方法に問題が一番あるんじゃないかと思います。893まがいの脅迫的な勧誘員にこられても、山のようにサービス券を積みながら頭を下げ続ける販売店の店員さんが来られても、嫌な気分になるだけで、そこに新聞本来の価値は見いだせません。

それでも「あらたにす」は「色眼鏡矯正」の1つの手段としては面白いかもしれません。他方の意見を聞かずして、自分の意見を通そうとするから齟齬が生まれるのですから。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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