お使いのブラウザは最新版ではありません。最新のブラウザでご覧ください。

CNET Japan ブログ

MicroSoftはどこに行く?

2006/08/30 06:15
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

プロフィール

千ヶ崎 隆司

「君に」と言いながら、実際のところは自分の脳内をデフラグするために始めたようなブログです。 少しでも読んでいただいた方の役に立つような情報を書けたらと思っています。 ちなみにタイトルの由来はYMOの名曲から。 更新頻度を上げるために四苦八苦しております。申し訳ありません。 基本的に「エライ」人の間違いを考えることがテーマになっています。 ご意見等がありましたらtwitterアカウント「@tchiga_cnetj」まで。記事のソース等も貼り付けて行く予定です。
ブログ管理

最近のエントリー

先日、マイクロソフトはポータブルミュージックプレイヤー「Zune」を発表し、東芝と合同で開発しているとの発表がありました。
その姿は、まるでiPodとDigabeatを足して2で割ったような感じですね。
iPodが確立したこの形は、今現在一番見やすい形なのでしょう。

と、そんな記事をだらだらと眺め、いろいろと賞賛の声があったりなかったりで、ふと、思うのですが、マイクロソフトは何の会社のなのか?
MS−DOSを発表し、Win95でPCに革命を起こし。PCを復旧させた立役者のうちの一人が、何か道を間違っているような気がしてなりません。
そもそも、マイクロソフトはWindowsを開発している「ソフトウェア」のはずです。

それを根底に考えれば、最近のマイクロソフトの報道はおかしいのではないかと思います。

ビル・ゲイツが引退を表明したとき、報道はこぞって「googleに負けたと叫びました」
これは、おかしいのではないかと思います。確かにマイクロソフトの提供するポータルサイトmsnはgoogleに全く太刀打ちできていないでしょう。(IEのデフォルトがmsnなのに一番利用されていないポータルなのでは?という笑い話まで飛び出すくらい)
しかし、msn対googleという構図で見た場合、これは正しい報道であるといえますが、MicroSoft対googleはそもそも構図が成り立たないのではないかと思います。
どう考えても、同じ土俵には立てないのではないか、と。マイクロソフトはWindowsを初めとするOSやoffice等のソフトウェアを開発して販売するのが主な業務です。
googleは検索エンジンを提供し、企業広告から収入を得ています。
主とする業務内容が、異なっているのに、同じ土俵で勝った負けたはないのではないでしょうか?

今回のZune開発にしてもそうです。何故マイクロソフト自身が開発する必要があるのか?何故直接Appleに対抗する必要があるのか?疑問でなりません。

Windows対Mac OSの構図は成り立つでしょう。
しかし、マイクロソフト対Appleの構図が単純に成り立つとは思えません。
先にも言いましたが、マイクロソフトは「ソフトウェア会社」です。一方のAppleは「ソフトウェア会社でありハードウェア会社で、Macをトータルに販売する企業」です。
Windowsの反映の影にはAT互換機であり、数多くのベンダーが存在し、ベンダーがしのぎを削りながら価格競争を行った結果、選択する幅の広さが魅力の1つになっていたと思います。
逆にAppleはPC周りをトータルにプロデュースすることで企業価値を高めてきました。ですから、iPodもMACの購買意欲を増加させるひとつの戦略であると考えられます。
しかし、マイクロソフトはそれらを、OSにWindowsを採用するベンダーに任せることで多様性を獲得していったのではないかと。
そう考えれば、Microsoft対Appleは簡単な対図ではないと思います。

そして、今回の「Zune」ですが、AppleのiPodに触発されて、対抗しようとする気持ちは分かります。(MS社員の80%がiPodを使用しているという調査結果もあったり)

でも思い出してください。マイクロソフトはソフトウェア会社です。ハードウェア会社ではありません。origamiのようなコンセプトモデルの提案は良いとは思いますが、それでも、実機の開発・販売はベンダーに任せるべきではないかと思います。

Zuneに関しても、自らが開発するよりもWinMediaPlayerの情報をもっと公開して、よりよいモノをベンダーに作ってもらったほうが、消費者の選択しも増しますし、よりよいモノが発表されていくのではないかと思うのです。

マイクロソフトが色々な分野に手を出すことは否定はしません。それだけPCがただのビジネスツールではなくなっているというコトに繋がっていきますし、より身近に感じられるのならばそれはPCファンとしてはうれしい限りです。
しかし、マイクロソフトにその存在意義を忘れて欲しくはありません。
あくまでもWindowsの開発、「vista」の開発に重きを置いてもらいたいモノです。ただでさえ、開発が遅れているのですから。
それと複数バージョンが存在するのはあまり歓迎できないです。
家庭で十分に使えるバージョンと、フルに利用できるバージョンの2バージョンで十分なのではないかと思います。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
運営事務局に問題を報告

最新ブログエントリー