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Web2.0の幻想

2006/08/01 02:07
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プロフィール

千ヶ崎 隆司

「君に」と言いながら、実際のところは自分の脳内をデフラグするために始めたようなブログです。 少しでも読んでいただいた方の役に立つような情報を書けたらと思っています。 ちなみにタイトルの由来はYMOの名曲から。 更新頻度を上げるために四苦八苦しております。申し訳ありません。 基本的に「エライ」人の間違いを考えることがテーマになっています。 ご意見等がありましたらtwitterアカウント「@tchiga_cnetj」まで。記事のソース等も貼り付けて行く予定です。
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昨今をにぎわしているWeb2.0という言葉は、メディアにもてはやされ、言葉だけが一人歩きしてしまい、その結果「始まっていない」とか「もう終わった」とか、何の根拠もない発言が入り乱れているような気がします。
Webコンテンツ作成業に従事している関係上、Web2.0という言葉は、よく聞くし関心を持ちながらも、実際には実用に至っていません。
そもそもWeb2.0というのは概念的な問題にすぎず、一方通行だったネットを双方向型に変えていって集合知に代表される相乗効果を起こそうというモノではないでしょうか?
そう考えれば、Web2.0は始まってもいないし、終わってもいません。さらに経営的に考えれば今までの受注発注の構造を崩しかねないため、現時点では金になるかといえば金にはなりません。
現時点でのWeb2.0は「こんなことも出来るんですよー」といった宣伝、ポートフォリオとしての意味合いが強いのではないでしょうか。
そこで、ふと思うのが、XHTML+CSSによる正しいコーディング。
これは、マルチメディア的な要素が強いWeb2.0において実現可能かといえば、難しいところでもあり、そう考えれば、今まさにWebはそのあり方を問われているのはではないでしょうか?
文書の電子化から始まったWebは気がつけば多種多様な要素を取り込み、マルティメディア化しています。
しかし、やはり間違えてはいけないのは、Webはあくまでもサービスでしかないということです。
TCP/IPプロトコルを介してデータをやり取りすることで、効果を生み出すサービスでしかないのです。
そう考えれば、マイクロソフトがgoogleに負けたという報道は間違いでもあるし、そもそもフィールドが違うし、その商法も全くの別桃のです。なんていうか、大半の人はマイクロソフトのWindowsが無ければネットにもアクセスできないわけで。
完全に土俵が違います。
Web2.0的なサイトなどでみられるあれらの革新的なサービスはあくまでサービスで、アプリケーションのように振る舞ってはいますが、提供されるモノはサービスでしかありません。
では、そのサービスで収益を上げることが出来るのか言えば、それも難しいところで、デザイン・制作会社では、Web2.0的なものは売り物にはなりません。
なぜなら、永遠のベータ版で製品を出荷は出来ないからです。
ですから、現在様々なアプローチでWeb2.0が模索されているのではないでしょうか?
そう考えれば、Web2.0は既に始まっていたと考えるのが妥当であり、終わりが無いとも言えます。
そして、これらのサービスが利用者に多大な利便性を与えることになるでしょうが、制作側はあくまでも人力でしかありません。
便利なモノなど無いのです。一番頼りになるのはテキストエディタですから。
制作者側にはなんの利便性もなく、便利になるというのは幻想なのかもしれません。
やはり、最後にものを言うのは人力作業ですから。
開発者は幻想を抱いてはいけないのかもしれないと思う今日この頃です。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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