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結局のところWeb2.0ってどうなんだろう

2006/04/21 04:32
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プロフィール

千ヶ崎 隆司

「君に」と言いながら、実際のところは自分の脳内をデフラグするために始めたようなブログです。 少しでも読んでいただいた方の役に立つような情報を書けたらと思っています。 ちなみにタイトルの由来はYMOの名曲から。 更新頻度を上げるために四苦八苦しております。申し訳ありません。 基本的に「エライ」人の間違いを考えることがテーマになっています。 ご意見等がありましたらtwitterアカウント「@tchiga_cnetj」まで。記事のソース等も貼り付けて行く予定です。
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Web2.0が叫ばれ始め、じゃあWeb2.0とは何かと言われると、そこはなかなか曖昧なわけで。
言うまでもないことですが、Web2.0 の出所はTim O'Reilly氏の「What is Web 2.0」によって提言された7つの特徴

1.プラットホームとしてのWeb
2.集合知の利用
3.データは次世代の「インテルインサイド」
4.ソフトウェアリリースサイクルの終焉
5.軽量なプログラミングモデル
6.デバイスの壁を越えたソフトウェア
7.リッチなユーザーエクスペリエンス

ということな訳ですが、ではWeb1.0とかWeb1.5とかはどうなっているのかというとwikipediaでは以下のように説明されています。

Web1.0 ->
更新されることがまれな静的コンテンツの集合体
(紙・パンフレットの電子版のようなモノですね。)
Web1.5 ->
CMSベースの動的なコンテンツの集合体
(楽天とかの電子商店もの)
Web2.0 ->
相互作用を志向したソーシャルネットワーク的なコンテンツの集合

という風に説明されています。
だからどうした、そんなの知ってる、といわれてしまえばそれまでなんですけど。
紙の電子化から始まったWebは気がつけば店舗の電子化になり、さらにはコミュニティの電子化にまでなっているわけです。
現状で何が出来ているか、何が出来るのかはまだまだ未知数というのが大半の意見でもあり、実際には使っていくうちにわかるでしょ、きっと。たぶんそれがWeb2.0になっているはず。的な感じなんではないでしょうか。
先に上げたTim O'Reilly氏の提言自体も概念的な部分が多く、それをそのまま実行できると言ったような代物ではないです。
では、これからネットはどうなっていくのか。
それは多種多様に現れるgoogleの新ツールやflickrなどmixiを初めとするSNSが形を表してきており、それがある一定レベルの認知度、仕様度合い、などを経て一般化したとき、それがWeb2.0と呼ばれるモノになるのではないでしょうか。

気がつけば、Webは巨大になりすぎている気がしなくもありません。今やWebはブラウジングするモノではく、一つのアプリケーションとしてその形をあらわにしているような気がします。
しかし、それにも限界があるような気がするのは自分だけでしょうか?
Web(HyperText)は紙の電子化として始まりました。(前回のエントリー参照)よってそのプロトコルであるHTTPはあくまでもリクエストにレスポンスを返す、それの繰り返しであり、継続的な接続とは言い難いです。セッション管理をすることで擬似的な継続性を作り出すことは可能ですが、元々が元々だけに穴はいくらでもあり、「はまちちゃん事件」などを引き起こしたりもします。(コレはセキュリティの話になってしまいますが)

では、企業はWeb2.0化を望んでいるのでしょうか?
それにも自分は懐疑的です。ソーシャルネットワークを構築するだけの価値がソコにあるのか、それだけのリスクを負うだけの体制にあるのか。様々な問題があると思います。

そして、これからWebデザイナー(自分含め)はどうなってしまうのか?
ただページを作成するだけではもうお金が取れなくなっていくのではないでしょうか。そのサイトを構築する上で発生する+αを求められる時代が来ようとしている気がします。
まだまだ実態の見えてこないWeb2.0ですが、逆に現状の段階でWeb2.0を推奨する姿勢もどうかな?と思います。
企業のサイトを見てみればわかりますが、あれは動的なパンフレットです。そしてそれ以上のモノも必要がないのではないか、とも思います。(仕事なくなっちゃうし)

話は少しずれますが、PIE2006でのビジネスセミナーに参加した際デジタルの出現で写真家が「素材写真家」になってきている。という話を聞きました。最終的にはデジタルで合成するのでその素材だけを取ってくれればよいという考え方です。しかし、合成されたある意味偽物の写真よりも、プロ写真家が1枚の写真として完成した写真の方が優れていることは見ればわかるのもではありますが。(自分は合成する側なので耳が痛かったですが、やはりすべてを調整して撮影された写真はすごいです)
同じように、WebデザイナーもWebアプリを構成する素材を作る人に成り下がってしまう危険性あるのではないかと。
これからWebに関わる人間は、自分が何が出来るのか、出来ることはそれだけなのか、その先はないのか、そういったことを考えていかなければならないと思います。

XHTMLやCSS、PHPの一般化でデザイン・テキスト・プログラムは分けて作業することが可能にはなっていますが、それの1つだけでは作品の素材を作ったにすぎないのでは無いかと思います。また、プログラムをやる上ではサーバの状態、データベースの状況などSEとしてのスキルも必要なのではないかと思います。
幅広く、深く、確実に、完璧なモノを作り上げるにはそれだけの覚悟が必要なのではないかと思います。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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