昨日、GREE社からオープン化に関するニュースリリースが発表されました。
GREE、プラットフォーム戦略の推進について
〜 「GREE Connect(仮称)」を公開、プラットフォーム戦略を推進 〜
http://www.gree.co.jp/news/press/2010/0112.html
リリース内容ではまず「コネクト」からなので外部デベロッパーが参加できる「オープンプラットフォーム」は先になる模様です。(「コネクト」と「オープンプラットフォーム」を混同されている方も多いですが、違いについては弊社社長の斉藤が海外を中心に詳しくまとめていますので是非ご覧ください。
GREEオープン化とは? コネクト技術詳細とmixi/モバゲー/Facebookとの比較
私のほうでは国内の「コネクト」「オープンプラットフォーム」についてまとめました。
コネクトとは
「コネクト」は簡単に説明するとSNSのデータに接続できるようにすることです。SNSのデータというのはプロフィールや日記、今だとmixiボイスのようなつぶやきも入るかもしれません。このSNSデータに外部のサービスからアクセスすることでプロフィール情報や日記などの更新情報を取得できるようになります。しかしながらこの「コネクト」は大手SNSではmixiだけが提供しており、そのmixi Connectも現時点では提携企業への提供にとどめられています。
mixi、マイクロソフトと「mixi Connect」で提携〜mixiの新着・更新情報がMSNから確認可能に〜
オープンプラットフォームとは
「オープンプラットフォーム」については昨年8月に開始されたmixiアプリのようにmixiなどのSNS会社が第三者ベンダーにプラットフォームを提供し、第三者ベンダーがSNS上で簡単にアプリを提供できるという仕組みです。ですので現段階でいうと国内では「オープンプラットフォーム」のほうが先に進んでいるということになります。
なぜ国内で「オープンプラットフォーム」が先に進んでいるかというと、儲かることに尽きると思います。Facebookアプリでのアイテム販売やアフィリエイト広告(リワード広告)での成功例(Zynga、Playfish、RockYou)が示したように第三者ベンダー、SNS会社双方が儲かるビジネスモデルということが大きいです。またSNS会社としてもユーザーの新規ユーザーの獲得およびアクティブユーザー数の増加が見込まれることにより単純広告の売り上げ増にもつなげることができます。実際にmixiでは最近は使っていなかったがまた使い始めたユーザーも増えアクティブユーザー数もうなぎのぼりといった状況になっているとのことでした。
昨年12月にmixiアプリ責任者のミクシィ川岸さんにインタビュー記事を書きましたのでそちらも是非ご覧ください。
突然ですが、ミクシィさんに聞いてきました(mixiアプリ インタビュー)
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国内SNS(+Facebook)「オープンプラットフォーム」「コネクト」対応表
いずれにせよGREEのオープン化により国内SNS3強がオープンプラットフォームを用意するという戦国時代に突入したことは間違いなく、SNS各社がさらなる進化したメディアになる日が近くなることを実感しました。
ループス社の公式Twitterはこちらです。(中の人です)
http://twitter.com/LooopsCom
個人のTwitter日記です。(今週の変則開催はマイナスでした)
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