ご報告が遅れましたが、先日、個人としては初のiPhoneアプリ「Pixie」をリリースしました。
このアプリは「iPhoneで写真を撮ってメッセージを添えてPikchurというサイトに投稿する」という超シンプルなもので、そこからPikchur側の設定でTwitter, Rejaw, Facebook, Flickr, Tumblr, Friendfeed, Brightkite, Identi.ca, Plurk, Jaikuなどのサイトに写真つきでメッセージを同報送信できます。Twitterに写真つきメッセージを投稿するならTwitterFonとかGyazickrとか便利で高機能なものがありますが、写真を複数のサイトに同報するというニッチなニーズもあるかなと思い、作ってみました。
年明けに本業のほうで大きなリリースが控えていて、ずっとiPhoneアプリ開発をやりたいと思いつつ後回しになっていたのですが、2月に入ってようやく時間ができたので、Objective-Cの勉強がてら、お試しで作ったものです。
それで、開発のときにお世話になったのが「Beginning iPhone Development」という本。
かなり丁寧に作り込まれた良書で、手順を追ってサクサク進みながら一通りポイントを押さえることができます。その際、ビギナーが疑問に感じることに逐一解説がしてあって、自分がやってることの意味をきっちり把握しながら進んでいけます。とくにXcodeやInterface Builderといったツールの使い方を丁寧に解説してくれているので、自己流で回り道をせずにすんでいるという安心感も嬉しいポイント。
事実上、この本とObjective-Cのリファレンスだけで、ほとんど予備知識ゼロの状態から2週間足らずでアプリをApp Storeに出すところまで持って行けました。洋書ですが、平易な文体なので英語の勉強も兼ねてオススメです。
iPhone OS 3.0ではいよいよ月額課金も可能になるみたいだし、いくつかやってみたいアイデアがあるので、これからぼつぼつ取り組んでいきたいと思います。
♪ Neil Sedaka / Bad And Beautiful (Zガンダムのエンディングの原曲です)