二週間ほど前に、ようやく、ようやく、ようやく、待ちに待った新サービスを正式公開しました。
長かった。。。結局、構想から一年以上かかってしまいました。今回はほんとに苦しかったです。Lingrのときの経験があるので、もっとサクッといくだろう、4ヶ月ぐらいでリリースできるだろう、とたかをくくっていたのですが、全然そんなことはなく、むしろLingrのときよりもしんどかった。色々理由はあるんですが、そのへんのプロジェクトの裏側のストーリーについてはもうちょっと心理的に落ち着いてから改めて書ければいいなと思っています。
でも、結果的にできあがったものは自分とチームのいまの知力・実力を限界まで出し切った自信作となったので、あとはもう行けるところまで突っ走るしかありません。これまでのユーザの反応を見ていても、いける手応えはあります。
それで、その新サービスってどこよ?というご質問があるかも知れません。色々考えたのですが、今回、日本語圏での発表は一切しないことにしました。ですので、あえてこのブログからはリンクしません。
普段から英語圏でアンテナを張っている人なら、ReadWriteWebやArs Technicaなどに好意的なレビューが上がっていたので、もしかしたら目にされたかもしれません。でも、もし気がついても、しばらくそっとしておいていただけると助かります。
英語圏でキャズムを超えて日本に波及するところまでいければそれが理想だし、もし英語圏でキャズムを超えられなくても、だからといって日本語圏に媚びるぐらいならいっそやめてしまったほうがマシだ、というぐらいの意気込みでやっています。もちろん、英語で使っていただける方なら誰でも大歓迎ですのでこのページにあるメールアドレスまで英語でご連絡いただければご案内いたします。
それで。。。内容について話せないとなると、これでオシマイになってしまうので(汗)、ちょっとでも有益な情報が出せないかということで、現在の統計データを少しだけお見せすることにします。英語圏でキックオフした新サービスのアーリーステージがどのようなものか、参考にしていただければと思います。
まずは国別データ。
- 米国(47.49%)
- 日本(13.82%)
- イギリス(4.59%)
- カナダ(3.54%)
- フランス(2.88%)
- ドイツ(1.86%)
- オーストラリア(1.51%)
- 中国(1.45%)
北米で約半分を占めており、ヨーロッパ諸国が計25%程度、日本は単独の国としてはすでに二位のポジションにいます。この分布はまずまず健全だと思います。
次にブラウザーのシェア。
- Firefox(71.11%)
- Safari(14.50%)
- Internet Explorer(10.43%)
- Opera(1.77%)
- Mozilla(1.07%)
Firefoxの内訳。
- Firefox 3(78.95%)
- Firefox 2(19.93%)
Internet Explorerの内訳。
- Internet Explorer 7(71.17%)
- Internet Explorer 6(28.46%)
Firefoxが圧倒的ですね。Internet Explorer 6のサポートは思い切って後回しにしたのですが、どうやらこの決断は間違ってなかったようです。内訳とあわせると、IE6ユーザは全体の3%ぐらいしかいません。
ユーザ層がメインストリームに到達する頃にはIE6もサポートすることになるでしょうけど、当面は「ラガードフィルタ」としてサービスの現ステージに合わないユーザがこれないようにするという、むしろポジティブな役目を果たしていると言えるかも知れません。
次にOSシェア。
- Windows(61.38%)
- Macintosh(29.24%)
- Linux(6.24%)
- iPhone(2.43%)
そしてOS/ブラウザのミックス。
- Firefox / Windows(48.48%)
- Firefox / Macintosh(16.82%)
- Safari / Macintosh(11.57%)
- Internet Explorer / Windows(10.43%)
- Firefox / Linux(5.68%)
- Safari / iPhone(2.04%)
- Opera / Windows(1.38%)
思ったよりWindowsユーザが多いな、というのが感想です。まだMac版のクライアントアプリしか出していないので、WindowsユーザからWindows版が欲しいとの要望がたくさん寄せられています。
また、Linuxユーザが6%いるのもちょっと驚きです。FirefoxのおかげでUbuntuあたりはかなり実用的に使えるようになったのではないかと推測します。
もちろんiPhoneの2%も特筆に値します。まだモバイル専用のページなどは用意できていないのですが、すでにiPhoneからのアクセスが徐々に伸びてきています。他にもSymbianOS、Danger Hiptop、PalmOSなどからのアクセスもわずかにあります。
今後、サービスの伸びとともにこれらの数字がどのように推移していくのか、楽しみです。
ともあれ、なんとか生きてますよ、という生存証明をかねてのリリース報告でした。