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Lingr(リンガー)をリリースしました

2006/09/08 10:00
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本日の日経産業新聞で一面を飾ったのでお気づきの方もいらっしゃると思いますが、私の米国チームにおける最初の成果となる新サービス「Lingr(リンガー)」をリリースしました。

Lingr-logo-medium.png

サービス内容についてはオフィシャルブログの方に書いた通りですが、おそらく英語のままだとほとんど読まれないと思うので、以下に翻訳バージョンを記載します。

Lingrは、一言で言えば「ブラウザ上で動くチャット」です。

ハイライトは以下の通り。

  • お手軽さ。Lingrでは何もインストールしなくてもブラウザ(Firefox, Safari, IEをサポートしています)だけでサクサクと軽快な操作感でチャットができます。この感覚は実際にさわってみないとわからない!
  • ホット・タグ。各チャットルームにはタグ(キーワード)をつけることができ、これが常時リアルタイムに集計されているので、「今、どういう話題がアツいか」をタグ・クラウドを通じて知ることができます。たとえば今だったら「皇室」とか「Paris Hilton」がデカい字で表示されている、というような感じ。
  • 匿名アクセス。チャットを見物したり参加するだけなら、ユーザ登録の必要すらありません。チャットルームのURLにジャンプし、ニックネームを入力するだけで即座にチャットが開始できます。
  • プライベート・ルーム。ユーザ登録すると、自分のチャットルームをいくらでも作れるようになりますが、友人や家族や職場の同僚といったメンバーに参加者を限定するために、オープンな場所から見えないプライベートなルームを作ることも可能です。さらに、ルームをパスワードで保護することも可能です。
  • 画像と動画の貼り付け。チャットルームの中で「http://」で始まり「.jpg」などで終わるURLを貼り付けると、画像がその場で表示されます。また、同様にしてYouTubeのURLも自動展開されます。
  • チャット・ログの保存。チャットした内容は、そのルーム自体が削除されない限り、すべて保存されます(このログのことを「アーカイブ(archive)」といいます)。いつでも過去にチャットした内容を確認することができます。
  • パーマリンク。ブログなどと同様に、チャットルームや各種アーカイブにはそれぞれ固有のURLが割り当てられます。このパーマリンクによって、興味のある部分にダイレクトにリンクしたりブックマークすることができます。
  • 無料です。

まだこのサービスは始まったばかりですが、すでに私たちは次の目標に向かって動き出しています。

リアルタイムなソーシャル・エクスペリエンスをお楽しみください。

とまぁ、原文も自分で書いておきながら自分で翻訳するとなぜかいかにも翻訳調になってしまうのが不思議ですが、とにもかくにも現時点で世界最高といえる使いやすさのウェブ・チャットだと自負しておりますので、日本の皆様にもどんどんご活用いただければと思います。

まぁ、難しいことは抜きにして、ひとつルームを作ったので、ともかくここにアクセスしてみてください。

独り言をボソッとつぶやいたり、テスト的な書き込みをしてみたり、写真や動画を張り込んでみたり、色々とお試しあれ。私も気が向いたときにフラフラと参加するかも知れません。

さてさて、というわけで、Lingrは「は?それだけ?」というぐらい、ようするにチャットなのですが、その背景にあるビジョンは「ウェブはリアルタイムへと向かう」という信念です。

たとえば、私は、人力検索とかソーシャル・サーチの未来はリアルタイム性にかかっていると思っています。

例を挙げると、「今日デートなんだけど誰かサンフランシスコのうまい寿司屋でオススメない?」なんていう疑問を持ったユーザがLingrにやってきて、「san francisco」と「meal」で検索してチャットルームを見つけて、そこにいる人と会話を交わして答えを得る、というような使い方ができるようになればいいなぁと。それこそ「めしどこかたのむ」ですけど。そして、遠い未来にはその満足に対して何らかの見返りが回せるような仕組みができれば、これは面白いことになるぞ、と思うわけです。

また、むかーし「『キターーー!!!(゚∀゚)』ボタン?」というポストを書いたことがありますが、たとえばブログやSNSもそうですが2ちゃんねるの実況板やVIPPERがやってることだって、基本的には「少数のパフォーマー」に対して「多数のウォッチャー」がそこにいる、という構図だと思います。そういうパフォーマーに面白がってもらえる自己表現の道具を提供したい。

妄想レベルで言えば、ブログをあーでもないこーでもないと書いているプロセスそのものをリアルタイムに公開できたり、絵を描いたり消しゴムで消したりしている過程が見せられたり、ウェブ上で出会った仲間とその場で生演奏でジャムセッションしたり、そういったさまざまなパフォーマンスがリアルタイムに発信できて、さらにボタンか何かを押しまくることで鑑賞者からリアルタイムに拍手を送れたりすれば、これはどえらい面白いことになるぞ、と思っているのです。

まぁ、そこまでの道のりは遠いですが、その第一歩としてまずは世の中で一番イケてるチャットをつくろう、と思ったのです。

今回、Lingrを実装するために使った基盤技術が、Ajax(エイジャックス)界隈で最近話題になりつつある「Comet(コメット)」という技術です。日経産業新聞のほうでもやたら詳しい解説が載ってて、まだIT専門誌とかでもここまでちゃんと解説したものはないと思うのでビックリなんですが、このLingrを作り始めた頃にはまだCometという名前がなくて、「コネクション張りっぱなし方式」なんて呼んでいたのですが、このCometについての技術的な詳細はまた機会を改めてご紹介したいと思います。

ともあれ、まずはしっかりとチャット・サービスとしての地盤をしっかり固めて、皆さんに楽しんでいただけるようにしていかなければいけません。小難しいことは抜きにして、まずはぜひとも遊んでいただいて、今後の発展のためにフィードバックをいただければと思います。(なるべく英語でお願いしたいですが、日本語でもOKです。私しか読めませんけど。)

それでは、エンジョイ!

The Alan Parsons Project / Eye In The Sky

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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