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シリコンバレーツアー雑感

2006/03/28 14:51
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以前に告知していた第四回シリコンバレーツアーが終了してから。。。あぁもう二週間が経ってしまった。

えぇっと、とにかく今回は18名の参加者に対して30名近くの「それぞれ一人でも100名集客できそうなほど濃い」メンツが次々にパネリストとして応じるという、連日のとんでもなく贅沢な内容で、時差ボケで眠い目をこすりながらも圧倒的な体験をエンジョイしてもらえたのではないかなと思います。

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Juniperに行ったり、
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Yahooに行ったり、
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他にもスタンフォードやインテルやグーグルやアップルや、そういうところを見て回り、あれだけの密度の濃い日程をこなしながら、毎日深夜(朝?)までホテルのスイートルーム一室に集まってひたすら語り合う参加者のみなさんの元気には、ちょっと降参モードでした。(そうはいいつつも最終日にはついに泊まり込んでしまいましたが。。。)

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みんな、高い目標があったり、まだ自分の歩むべき道筋を探していたり、単に好奇心からだったり、その参加動機は色々でしたが、とにかく素直で情熱的で面白いやつが集まったなぁと思います。

私自身、大学を卒業して外資系の大手ソフトウェア会社で働き、異例のIPOを経験し、ベンチャーに身を転じ、バブル崩壊、その後もジェットコースターのような上げ下げを経験して、ものすごい高密度の時間を過ごしてきました。様々な業界団体に顔を出しては若さと情熱ゆえにかわいがってもらい、エスタブリッシュメント世界の言語を話せるようになりました。相当の度胸と厚顔も手に入れ、20代も後半になる頃には「自分の成長曲線って段々なだらかになってきたなぁ、もう学べることが減ってきたなぁ」という、とても傲慢で生意気な(笑)動機により、どうしても自分の心のどこかで常に引っかかっていて、かたをつけておきたいと思っていたこと―――シリコンバレーをそろそろ通過しなければ、と思うようになったのでした。

ガキの頃のような、右も左もわからずに、失言をしては恥をかき、失敗してはガツンとやられるハイ・ストレスな状況に再び自分を置いてみたい。急激な成長カーブを余儀なくされる地点まで自分をリセットしたい。

そういう点では、実際シリコンバレーは申し分のない場所でした。期待通りのガツン(笑)は、まずビザ取得に二度も失敗するという形で、日本にいる時点でやってきました。また渡米後も、日本(特に東京)に最適化されまくっていた人間として、日本の常識がいかに非常識であるかを思い知らされるようなできごとが日々あり、日本的な欺瞞のないストレートで割り切りのいい社会システムに蒙を啓かれたり、ひとりの人間が生きていくとは一体どういう意味のあることなのか、というような狂おしくもシンプルな疑念が片時も頭を離れたことがない私のような人間にとっては、とても素直に生きていくことが許される場所なのだということも知りました。(それでいて海外生活ビギナーにやさしい気候と生活クオリティも見逃せません:笑)

むしろ渡米前のほうが、日本でちょくちょく見かける浅薄なアメリカマンセー論にいちいち反感を覚えては「日本は日本のいいところを強みとすべきでアメリカの後追いなんてすべきじゃない」なんて青臭い議論を吹っかけていたのですが、そういう発想こそがあまりナチュラルじゃなかったな、と思うようになりました。一番大切なことは、どうしてもそういうロジックでは言葉にできない。

そういう、「なにか、大切なもの」の一端を、おそらくツアー参加者の皆さんは少しだけ体験して、何かを心の隅っこに静かに残していったのだろうなと思います。

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あせって言葉にしようとしなくていいよ。早熟で頭のいいみんなのことだから、すぐに自分の中で辻褄を合わせて消化してしまおうとするだろうけど、何も結論を急ぐ必要はない。スティーブ・ジョブズも言ってたじゃないか。10年ぐらい経ってから今を振り返ったとき、やっとこのツアーを体験したことの意味について、「点と点をつなぐ線」が見えるに違いない。だから、それまでは、こうしてひたすら点をつむいでいくしかないんだから。

最後に、こんな素敵な体験と出会いを演出してくださった、現地スタッフの四元さん久保さん樋口さん、本当にお疲れ様でした。そして八面六臂の活躍でツアーを企画からクロージングまで切り盛りされた村山さん中村さんには、パーフェクトな仕事ぶりに拍手を送りたいと思います。パチパチ。。。。

それでは、参加者の皆さん、いつかどこかでまた会いましょう。

Justin King / Prinsengracht (超絶タッピング)

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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