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英文契約書に慣れるために

2004/11/25 20:00
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ここ数日、米国式の契約書の書式に慣れるべく、英文の契約書を浴びるほど大量に読み書きしています。

会社の管理部にお願いして、これまでに取引した海外の会社との契約書を見せてもらい、自分にとって関係の深いテーマの契約書を集中的に読んでいます。

最初のうちは特殊な法律用語やお堅い言い回しに苦戦するのですが、たくさんの契約書を読みこなすうちに一定のパターンが掴めてきて、徐々に抵抗感がなくなってきました。

興味深い発見としては、最初に必ずDefinitionの項でことばの定義をしっかりさせるところや、文中でUpper Camel(一連の単語の頭文字を大文字にする)にした単語・熟語はモジュール化されており、他の条文などに参照関係があるので検索で辿っていけば解決できたり、プログラミングに近いロジカルな文法になっていることなどがあります。

社名も、冒頭に宣言した別名を文中では一貫して「変数」として使うので、宛名を変えるときなども置換処理すれば一発です。こりゃ便利。

このあたりは日本の契約書にはあまり見られない合理性ですね。一方、簡単に条文をモジュール化して膨らましていけるのでどんどん文章が長くなっていく傾向にあるようです。過剰な再利用性は冗長性を助長するのかも知れません。

誰だったか、「この世の中で最も理詰めで思考し、論理の飛躍を嫌うのは、科学者ではなく法律家である。」と言っていましたが、その意味がやっと理解できたような気がします。

さて、学んだことが血となり肉となるように、インフォテリアの日本法人と米国法人との間で交わす契約書のドラフトを、専門家などに頼らずに自力で書き下ろしてみました。

20041125-Contract.jpg

会社設立以来、初めて自分でゼロから書き起こした本格的な英文契約書は、文字数にして約40,000文字、Microsoft Wordで12ページほどの書類となりました。

ところで、onecleというサイトがフリーで様々な契約書のサンプルを公開しています。

20041125-onecle_logo.gif

サンプルといっても実在する契約書なので、例えばApple Computer, Inc.とNeXT Software, Inc.の合併契約書なんていうのまであります。もちろん、スティーブ・ジョブズ(当時のネクストCEO)とギル・アメリオ(当時のアップルCEO)の署名つきです。

今回、私も非常に参考にさせてもらいました。便利な時代になったものです。

Boz Scaggs / 1993

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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