お使いのブラウザは最新版ではありません。最新のブラウザでご覧ください。

CNET Japan ブログ

『キターーー!!!(゚∀゚)』ボタン?

2004/09/09 02:08
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今回は、先ほど会社の人や取引先の人も交えた酒の席で盛り上がったおバカなネタを、酔っぱらった勢いで書いちゃいます。(その実、かなり真剣に考えてたりするんですが。。。)

フジテレビの番組で「トリビアの泉」というのがありますね。これにでてくる「へぇボタン」を、リアルタイムの双方向メディアのインフラにできないか?というアイデアです。もうすでに誰か考えているかも知れませんが、とりあえず今日盛り上がったところまで書いちゃいます。

きっかけは、今回のアテネオリンピックで大画面テレビやDVD/HDD録画機は本当に売れたのか?という話題からでした。どうも、現在議論されている情報家電のビジネスモデルは新味がなく当たり前すぎて全然面白くない。五輪の神通力も家電の販売成績にはあまり貢献しなかったのではないかと。

一方で今起きている面白い文化現象は、テレビを見ながら「2ちゃんねる」やブログで補足的な実況中継が行われるようになってきたこと。審判の判定が間違ってるだとか、テレビの実況中継に対する実況中継(Bang-choの酒日記「NHKの神実況・神解説に関する俺用メモ」)だとか、普通なら翌日に友人と話題にするようなことがリアルタイムに行われるという、いや、リアルタイムならではの会話、リアルタイムでしか成立しえなかった会話へと話す内容自体も変わるという、もはや新しい楽しみ方のスタイルと言えるでしょう。

こういう楽しみ方を2ちゃんねらーやブロガー以外の一般層へと幅広く間口を広げる方法を考え、集まった大量のトランザクション情報をデータソース(テレビ局など)にリアルタイムにフィードバックするサイクルが成立すれば面白いのではないかと。

ただ、2ちゃんねらーやブロガーと一般層の乖離は大きい。というのも、何がしか文章を「書き込む」という行為は誰にでもできることではなく、とても敷居が高いことなのです。まず、キーボードが不自由なく扱えなくてはいけない。そして、パソコンを起動しないといけない。さらに、何かを「書く」という行為はそれ自体、そこそこ気合いが必要です。また逆もしかり、掲示板を「読む」という行為も活字(?)に慣れてないと疲れるし、ひたすら時間を浪費するものだから、普通の人はすぐに飽き、または追い続けることを諦めます。とにかく、面倒くさい。

マスを狙うには面倒くさいと思われたら負けなのです。マスにアピールするには、意識的に何かやる(させる)のではなく、なるべく脳味噌を使わせず受動的(無意識的)な行為で済ませられることが重要なのです。その受動的(無意識的)なアクションを何らかの集計操作を行って定量データにして、リアルタイムで視聴者の無意識に刷り込むような形でフィードバックすれば、スティッキーな常習性が自然と生まれることでしょう。

そこで!「キターーー!!!(゚∀゚)」ボタンなのです。テレビを見ていて「よくやった!」とか「ムカつく!」とか「何じゃこれは〜!」と思ったとき、手元に「キターーー!!!(゚∀゚)」ボタンがあれば、ダダダダッとボタンを押す。これで何回ボタンを押したか「だけ」で感情の高ぶりを量として表現できます。それをリアルタイムにネットを通じてセンターにフィードバックし(それも匿名で)、センターで即座に集計し、その集計結果が常に画面の右下あたりにグラフか何かで表示されて再配信される。こんな超高速フィードバックの仕組みがあれば面白いのではないかと。

例えば今回のオリンピックで言えば、谷亮子選手が金メダルを決めた瞬間に「やった〜!!」の共感でボタンが連打され、体操の観客ブーイング騒ぎのときにはテレビ局の実況中継アナウンサーが「あー、いま視聴者の皆さんもボタンをもの凄い勢いで押してますねー」と語り、視聴者は自分の投じた一票(というかボタンを押した回数)の効果がその場でわかる。。。というわけです。

ポイントは、パソコンを立ち上げていない状態でも半ば無意識にボタンが押せて、その情報が常時接続の回線経由でフィードバックされていくことです。

これって、テレビの視聴率なんかより全然有意義なデータになるんじゃないでしょうか。

この「キターーー!!!(゚∀゚)」ボタンがインフラになれば、他にも色々なアプリケーションが考えられます。

  • 視聴者参加型オークション(ボタンを押された量で商品への関心がわかる)
  • 国会答弁の中継(賛成か反対かわからないけど反響はわかる。こんなので視聴率上がったらめっけもん)
  • CM評価(あるコマーシャルの話題性と飽きられるまでの変動がわかる)

などなど。(あれれ?書き下してみると結構つまんないのしか思いつかない)

問題は、このボタンをどうやって視聴者に配布し、かつ使ってもらうかですが、そこは消費者への大胆なリーチ手法とすでに確立されたチャネルを握っている会社、ソフトバンクの出番ではないかと。(あとはこの手のシャレがわかるかどうかですが、この点は微妙)

この「キターーー!!!(゚∀゚)」ボタンを、Yahoo! BBのような専用モデムと一緒に加入者400万人に送りつけ、ボタンとモデムとを無線でリンクし、押された情報を即座にセンターに送り込む。そしてソフトバンクはこの基礎データを握ってメディア業界を相手にビジネスする。このシナリオ、結構面白いのではないでしょうか?情報社会のインフラを握りたいと常々おっしゃっている孫さん、こんなのいかがでしょう?(笑)

視点をWebに移してみると、ブログにも似たようなところがあって、記事を面白いと思った人の数とコメントやトラックバックの量は、結構ずれることがあります。それこそ、「へぇ〜」と思ったときなど、別に賛成とか反対とか意見表明のコメントを返すほどでもないのだけれども面白かった、というようなことは皆さんも経験しているはずです。こういうときには、

コメント(3) トラックバック(3) キター!(100)

なんてことも、アリなんじゃないかなと思うわけです。

さて、そろそろ長くなってきたので、飲み会の議論で出てきたその他のバカバカしいアイデアや懸念事項を備忘録的に。

  • センターサーバの実装としてapacheの「mod_kitaaaaaa」をつくる
  • ルートタグ1個だけの「heeeeeeXML」仕様をRELAX NGでつくる。もちろん必ずschema validationします
  • 「キターーー!!!(゚∀゚)」ボタンにT-Engineを入れてIPv6をアサインしてユビキタスだ!
  • 「へぇ」とか「キターーー!!!」の着うた、というか鳴る音のカスタマイズ。人間は反射など神経系フィードバック回路に多くを依存しているので、些細なことに思えても感覚器官に訴えることは重要
  • どのテレビ番組(Webサイト)を見てボタンを押しているのかを関連付けて区別する方法が必要
  • → RSSを拡張して独自ネームスペースでReply-Kitaaaaaa-To要素を作り、ここにyyyyMMddThhmmssを含むURLをつけてフィードするとか?
  • とにかく何らかの企画・イベントでリアルタイムな同時性を演出する場面で有効
  • たぶん「へぇボタン」の面白さが浸透した日本でしか通用しないだろう
  • デジタル放送、テレビ業界の新しい需要創出につながるインフラになるだろう
  • 不正防止のため、およそ人間には不可能な回数の連打をちゃんと検出する
  • メタデータは人為的に付与させるのがもっともハードルが高いが、このボタンは感情任せの単純動作に対するセンサーと考えることができる。ここからの情報は最もプリミティブな(これ以上は単純化できない、肯定的/否定的の2値のセマンティクスさえ持たないのだから!)人間系メタデータの基礎となりうる

繰り返しになりますが、重要なのは一切頭を使わせないことでしょう。感情の動きだけを量として匿名で表現する。YES/NOのような2値の判断さえ、実は結構難しいものです。とにかく、一瞬でも考えさせたり判断させると、いきなり敷居が高くなるのです。感情の赴くままボタンを連打するだけでいい、というのがミソ。

あぁ、このエントリも最後の方になって酔いが醒めてきました。冷静になったらアップするのをやめてしまいそうなので、今回はこの辺で切り上げて勢いでアップしちゃいます。いやー久々に楽しいネタだった。あ、でもこんなところで書いてしまったら、どうやって商売にしよう。。。ま、いいか。

というわけで、このエントリへのコメント&トラックバックは「へぇ〜〜」または「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!!」でヨロ。

♪ It Bites / All In Red

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
運営事務局に問題を報告

最新ブログエントリー