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CNET Japan ブログ

4月の終わりの徒然に

2004/04/30 20:07
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今日で4月も終わりだ。

世間はゴールデンウィークに入ったためか電話が鳴ることも少ないし、今月に入ってから初めてのノー・アポイントの一日だった。

こういう静かな日には、じっくり頭を使って考え事をすることにしている。読書をしたり、考えを巡らせたり、仮説を検証するためにWebを探したり。普段はできないことだ。

今、考えているのはIT業界における労働と効率、そして会計についてだ。アイデアが形になったらエントリしようと思っているが、私の性癖とさえ言える「基本的だが逆説的、見えているようで見えていないこと」をしぶとく追求する姿勢から、ある長年の着想にひとつの光明が見えてきたように思う。

少しだけ触れると、例えば今日の私のような時間の過ごし方がますます重要になってきていると感じるにも関わらず、現状の管理会計や労務管理の枠組みではそれを適切に扱うことができず、いかなる指標によってもポジティブに評価することが不可能であるというところだ。(いつもはどうやっているかというと、外出扱いにしてスターバックスに行っていたりする。こんなところで言っていいのかよくわからないが、これも環境適応力の一種だと思っている)

日常的に問題を抱えている現場にいると、そこで起きている問題のエッセンスについて言葉にならない直感的な仮説を得るのは、実は高度な知性を要することではない。問題の根が深ければ深い(と感じられる)ほど、誰もが「ここに金鉱がありそうだ」とは言うものの、誰もそれを本気で掘り返そうなどと思わないだけだ。一見当たり前のことだが、それを整理し証明するには膨大な時間と労力が必要となるからである。

建築家のMies van der Roheが「神は細部に宿る」と言ったように、考えるための入力となるような経験は現場のディティールからしか得られないのは確かだ。感性の深みに染みこんで眠れない日々をもたらすような刺激は、いつも現場にある。実務主義・効率主義の現場にあって多忙にかまけず、問題の可視化に努める高い目線こそが美しい。

いつの世も、本当に重大な問題は日々の習慣などに溶け込んでいるものだ。一旦そのことに気付いてしまうと、日々忙しなく行っている分析のほとんどは数字あそびや言葉あそびに思えてくる。それをそれと理解しつつ好奇心を失わないでいることこそ、本当に大切なことなのかも知れない。

♪ Michelle Branch / Everywhere

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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