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空母は「殺人兵器」ではない--米空母ジョージ・ワシントンのファンページ

2010/12/01 01:53
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殿岡良美

幻の博覧会「世界都市博覧会」で、インターネットを応用した公共イベント企画をプロデュースしたことが、ネットでの活動の出発点でした。しかし結果はご存知の通り。あるいはその未完の記憶が満ち足りない思いを私に残してしまったのか、ネットという愛すべきも、摩訶不思議で捉えようのないものに惹かれ続けてきました。リアルとネットが激しい火花を上げている今日。CNETでは、あらゆる前提や先入観にとらわれない視点から、BigBang的なIT論を展開したいと考えています。
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朝鮮半島は米韓軍事演習によってかつてない緊張に包まれているが、米空母ジョージ・ワシントン(USS George Washington (CVN 73))が黄海に乗り出していることは、この地域にとって大きな意味を持つものとして注目されている。ジョージ・ワシントンは、アメリカ国外の基地を事実上の母港として配備される唯一の空母であり、日本に配備された原子力空母としては初めての艦である。乗員は士官・兵員・航空要員を合わせると6,000名。85機もの戦闘機を搭載できる。

このジョージ・ワシントンにもFaceBookのファンページがあるのをご存知だろうか。6,000名の乗員のそれぞれの家族を加えると数万名の巨大コミュニティがこの空母をベースに成立しているわけであり、地上に残って緊張感あふれる演習に出かけていく父・夫・恋人を見守っている人々と乗員との、またとないコミュニティスペースとなっている。

ウォール(掲示板)には、彼らを案じて演習航海の無事を祈る声が満ち溢れ、また写真アルバムには艦内で行われた感謝祭の模様や訓練の様子などを乗員がアップしている。さしづめ、このファンページは一つのコミュニティタウンの様子を伝えるような様相を示していて、最強とも言われる原子力空母の中とは思えないほどだ。

 

 

この他にもUSS Nimitz (CVN 68)USS Abraham Lincoln (CVN 72)などの米の主要航空母艦にはそれぞれファンページが設けられてそれぞれがあたかも一つの街のように人々の声が満ち溢れている。

日本人にとって「空母」は決して近い存在ではないが、米国の人々にとってはこのように身近な存在であり、当然のことであるけれど、それぞれの艦に乗り込む乗員一人ひとりの周りにはこのように多くの家族が、そして一般市民たちがいるのだということを知らせてくれる。

空母は「殺人兵器」ではない。そこにも人が生きているのだ。

George Washingtonのウォールに寄せられた書き込みから一つを紹介する。

「Loving my sailor hubby too I heard from him 7hrs ago..... Wow that was a great relief.... Thank you God for their protection and bring everyone home on the GW safe we miss our sailors :)」

「愛する彼から7時間前に連絡があり、どんなに安心したことでしょう。神に感謝し皆が無事に帰れますよう、そして船が無事でありますようご加護があることを祈ります。早く私たちのもとに」
(翻訳 筆者)

どうか禍々しいことが起きず、彼らの願いがかなうことを。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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