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iOSはWindows7を殺せるか。

2010/06/14 17:00
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殿岡良美

幻の博覧会「世界都市博覧会」で、インターネットを応用した公共イベント企画をプロデュースしたことが、ネットでの活動の出発点でした。しかし結果はご存知の通り。あるいはその未完の記憶が満ち足りない思いを私に残してしまったのか、ネットという愛すべきも、摩訶不思議で捉えようのないものに惹かれ続けてきました。リアルとネットが激しい火花を上げている今日。CNETでは、あらゆる前提や先入観にとらわれない視点から、BigBang的なIT論を展開したいと考えています。
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(iOSはMacOSを殺すの番外編)

勢いでどっかで喋った話の検証が友人から求められたので、調べてみた。

 それは

 2010年で「出荷1億デバイス」に達したというiOSがこの時点で世界一出荷されているOSなのかどうか

 ということ。これはiPadやiPhone、それにiPod Touchも合計して「iOS」であると括ったジョブス独特のギミックなのだが、「OSとして世界一である」とまでの言い方はしなかった(が言いたくて仕方がない様子だった)。

 さて、ここを見てみる。

 世界PC出荷台数は2009年に2.9%増、2010年は成長率2ケタに回復へ 

 米IDCは米国時間2010年3月15日、世界パソコン市場に関する調査結果を発表した。同市場は2009年前半に低迷したが、価格引き下げと経済回復により後半に持ち直し、2009年の出荷台数は2億9600万台と   前年比2.9%増加した。2010年は同12.6%増の3億3320万台に達する見通し。 

 これによると2009年のPC出荷台数は2億9600万台。

 そしてここ。

Windows7 シェアが4.0%、XP,Vistaともに減、2009年11月の世界のOS

 2009年11月のシェアだが、Windows7は4.0%、WindowsXPは69.05% Vistaが18.55%。既にWindowsXP、WindowsVistaについては、2009年には出荷は先細りであり、逆にWindows7は10月22日に発売されたばかりのOSであるので、ここに強引に年間出荷台数をヒモつけるのは無茶。無茶は承知の遊びであるから誤解なきよう。つまりこうした諸事情を全く無視して結びつけると、(つまり市場シェアに準じた出荷が2009年もなされたと仮定して配分すると) 

Windws7       1184万台
WindowsVista  5476万台
WindowsXP     2億424万台

但しWindowsXPはすでに出荷されていないOSであるので、現在出荷されているOSというベースでiOSを評価すると、Windows7:iOs=1184万:1億。不公平なのは、iOSは今までに公開された数年間のiOSデバイスの合計値なのに対して、Windows7はたったの2ケ月の数値であるというところ。

ちなみに2010年の出荷見通しは3億3320万台

2010年5月シェアに関しては 

WindowsXP 62.55%
WindowsVista 15.25%
Windows7 12.68%
MacOSX10.6 2.34%
MacOSX10.5 1.96%

 

WindowsXP、Vistaについては、2010年度の出荷は激減すると予想されているので、3億3320万台のうち、Windows7の占める割合は、相当なものになるだろう。

先はともかく、ジョブスの真意をあえて詮索すれば

 「この時点で出荷されているOSの中で、iOSは年間出荷数ベースでは既に世界一クラス」

 となるだろう。(Windows7を押さえて)
※それならWindows側も、WindowsOSとして、全部足し上げろ。という話は聞かないとして(苦笑)

Windows7が2010年度にどれだけ出荷されるか(仮に40%を占めれば1億3328万台)という想定も含めて考慮すると、今年度はWindows7とiOSが実質的にOSシェアのトップを争うと言う強引な論理展開もありそうである。あくまで数字の遊びではあるが、iOSを「普通のOS」として扱えばこうした計算も現実的になってきつつあるということであるので、数々の論理の穴はご容赦。 


【参考】
Top Operating System Share Tren

 iOSはMacOSを殺す
 

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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