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Twitterの「軟式企業アカウント」のツワモノたち

2010/01/08 18:06
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プロフィール

殿岡良美

幻の博覧会「世界都市博覧会」で、インターネットを応用した公共イベント企画をプロデュースしたことが、ネットでの活動の出発点でした。しかし結果はご存知の通り。あるいはその未完の記憶が満ち足りない思いを私に残してしまったのか、ネットという愛すべきも、摩訶不思議で捉えようのないものに惹かれ続けてきました。リアルとネットが激しい火花を上げている今日。CNETでは、あらゆる前提や先入観にとらわれない視点から、BigBang的なIT論を展開したいと考えています。
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というわけで、今や事件は会議室ではなくてTwitterで起きているわけだが、今日僕がTwitter内で何気なくつぶやいた「軟式アカウント」という言葉が、たちまち広まって、とうとうNAVERに 「元気がいいTwitterの軟式企業アカウント」 まで作ってくださる方が出てきた。このサイトがつくられるまでにたった数時間。嬉しいことである。みなさん、ネットに新しい言葉が生まれる瞬間を目撃しましたねって。自分で言った言葉だろ(苦笑)。
掲載されている「軟式」アカウントの企業さんたちにも概ね好評のようであり、現在は人気投票に関心が移っている。つくづく、そして楽しくTwitterの威力を思い知ったところである。

それはともかく、「軟式アカウント」というのは何か。公式アカウントに対して、軽い気持ちで「軟式」と言ったけれど、ここに集まった企業アカウントは、公式でありながら「非公式」と間違えられるような雰囲気を漂わせているツワモノぞろいである。中には企業宣伝や広報どころか、脱線に脱線の「トンデモつぶやき」を繰り返して周囲を唖然とさせて、フォロワーを心配させている企業もあり(どことは言えないw)、とても「公式」とは思えないという声も高い、ユーモアのセンスがあるというような言葉で片付けられないド級の「軟式な担当者」によってつぶやかれている。

だが、少し真面目になって考えてみると、Twitterで今後企業が何かをしていこうと思えば、非常にヒントになる要素をお持ちの企業ばかりである。担当者は確かに意図していない「天然の軟式」な方も(笑)いるようだが、それが期せずして、多くのユーザーに支持され、フォローされ、注目を集めている。そして、この先を言うと急速にヤボな話になるのだけれど、その担当者への親近感が、いつかその背景の企業への親近感や好感に結びついていくだろうことは、想像に難くない。まさに「ゆるいTwitterでのゆるい企業活動」にふさわしい表現だと思っているのだが、カタカナばかりのマーケティング用語では語れない、企業のソーシャルメディアでの成功例が、この緩い「軟式企業」という言葉で語られていけば「発語者として」幸福であると思う。

というのも、Twitterは今年になってから鳩山首相のアカウント取得をメインに、連日メディアで報道されることにより、大量の新規参入者を迎えている。実に結構なことだけれど、経験の浅いユーザーが急速に増えることにより、お決まりのヒューマンリレーションのトラブルや、ストレスもこれまた急速に増えているように思える。

これら公式ならぬ「軟式企業アカウント」の方たちに、今後もどんどん頑張っていただいて、Twitterの中での活動に潤いを与えていただければ1ユーザーとしてこれに勝る喜びはない。そして、おそらくその方向にしか、ソーシャルメディアの中で商業的なものと我々とが幸福につきあう道はないのではないかと思うのだ。

堅苦しい企業側の大本営発表を繰り返すのみでは、Twitterを活用する意味がない。紙に書かれたものを読むだけであれば、そういう言葉は日本語で「つぶやき」とは言わないのだ。

そして最後に。これら軟式アカウントの企業は、お気づきのように、どこも元気のよい企業ばかりである。何よりも企業がまず元気であること(業績に限らない)。それも「軟式企業」となる大切な条件だと思う。当の働いている人が幸福に見えない企業に、僕たちは用がない。

http://www.twitter.com/HyoYoshikawa

 

【2010/8/10出版】
書籍「ツイッター軟式革命」について。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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