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Googleがデスクトップ・サーチを開発中

2004/05/20 22:24
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inoue

1998年からポータル会社のエンジニアリングのトップとして業界を見続けてきた井上俊一さんが、サーチエンジンの本質について考え、業界を取り巻く状況について独自のコメントを行います(このブログの更新は2004年5月31日で終了しました)。
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MicrosoftがLonghornでウェブとデスクトップ(PC)の検索を提供すると言われているが、どうやらデスクトップの分野でもGoogleに出し抜かれそうだ。

Google Moves Toward Clash With Microsoft, The New York Times, 2004/5/19

Edging closer to a direct confrontation with Microsoft, Google, the Web search engine, is preparing to introduce a powerful file and text software search tool for locating information stored on personal computers.

Longhornは2006年に登場と言うことだがインターネット・カンパニーにとって2年後はForeverに感じられる。Googleは次から次へと対MS, 対Yahooの先手を打ってくる。

Google's move is in part a defensive one, because the company is concerned about Microsoft's ability to make searching on the Web as well as on a PC a central part of its operating system.

一方でこの動きはGoogleにとって防衛手段だという考え方も出来る。MSの強みはとにかくOSを押さえていることだ。「ウェブとは違う土俵=OS」を持っていることでMSは若干余裕があるように見える。しかし、その余裕も永遠に続くものではない。

GoogleはMSの先を行くべく「すぐに」デスクトップ・サーチをリリースするだろう。とにかくMSは動きが遅い。それでもNetscapeを叩きのめした過去があるからか、今回も行けると信じているようだ。一方ユーザーはOSに関係なくGoogleを使う。インフラとしてのOSの時代、ローカルのアプリケーション(MS Office等)の時代からネット上のサービスへどんどんと土俵は移っているにもかかわらず安穏としているように思える。

MSから見ると、唯一の突破口としてデスクトップとウェブのサーチを統合することによりユーザーにGoogleを意識させなくすることだ。しかしそのためにはGoogleに勝るか少なくとも同等のウェブサーチが必要になる。これも今年中には出てくると思うが、今のところ現物にはお目にかかれない。

さてビジネスについてはどうかというと、

Searches for information stored on a PC, however, could offer an advertising arena that is more readily defensible. Indeed, desktop searching might be particularly valuable for Google's commercial advertisers, which may be willing to pay dearly for the ability to place targeted ads in front of personal computer users.

Such services, while they may be lucrative, will also inevitably force Google to deal with new controversies. Some privacy activists have opposed the Gmail service because they are concerned that the company is automatically extracting information from its customers' Gmail accounts.

それは広告主からしてみればデスクトップ・サーチにも広告を載せたいだろう。しかし記事でも言っている通り、プライバシーの問題からみてそれは無理だろうと思う。私がユーザーなら自分のPCでファイルを検索した時に広告が出てきたらぞっとする。しかもターゲティングされてなんぞいたら、たまったものではない。

GoogleがMSに先行してデスクトップ・サーチを開発するのはすばらしいが、それは今のところビジネスとは切り離して考える方が良い。

-inoue

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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