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失った4年10カ月を取り返す

2005/01/17 23:22
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CNET Japanで取りあげた海外記事を中心に、その日の出来事が1分間でわかるサマリーをご用意しました(このブログの更新は2005年7月29日で終了しました)。
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 今日は少し株価を交えて取り上げてみます。月曜日なのでまずは先週の動きを振り返ってみましょう。

 先週は、なんといっても新製品ラッシュのアップルでしょう。1月12日の夕方に発表された2004年10〜12月期決算はiPodの好調を反映して予想を大きく上回ったことが好感されて、13日のアップルの株価は4.34ドル高の69.80ドルと急伸して翌14日の株価も0.40ドル高の70.20ドルと、なんと2000年3月23日以来4年10カ月ぶりに70ドル台を回復しました。
 
 しかし、これは決算発表、つまり過去のことについて好感されたものです。日本で1月12日に発表された「iPod Shuffle」は、14日にアップルストア銀座、続いて15日に量販店で販売が開始されていずれも即完売となり、予約者にも行き渡らなかったようです。こうしたiPod Shuffleの好発進や次に発売を控えるMac miniへの期待の高さなどを考えると、目先の好業績が続く可能性は高いでしょう。

 そして、今日はHewlett-Packard(HP)のPC事業とプリンター部門が統合されることが発表されました。これはIBMのPC部門が売却されたことに代表されるように、黒字ではあるのですが先行きの落ち込みが懸念されているPC部門と、稼ぎ頭のプリンター事業が統合されるということです。

 これに関しては、以前メリルリンチのアナリストが経営陣に「プリンター事業を分離独立させるか、個人顧客向けと法人顧客向けの2つに事業を分割すべきだ」と提案したこともありましたが、その逆の格好になったとも言えます。

 今回の統合に関してHPでは、「効率が向上して製品の市場投入もより迅速に行えるようになる」と評価していますが、アナリストの中には「業績が上向くかどうかは疑問だ」と否定的な見方もあります。

 さて、このようにニュースをどう評価したらいいか判断しかねるときには、株価を見てみることも1つの良策です。このニュースが米国で発表された1月14日のHPの株価を見ると前日比0.12ドル高の20.07ドルでした。日中の高値と安値は19.79ドル、20.13ドルなので、ほとんど大きな動きはなかった、つまりこのニュースにはとりあえずあまり反応しなかったと判断できるでしょう。好悪付けがたい、もしくは業績発表待ちなのかもしれません。

 もっとも、この日はほかにも、オペレーティングシステムOpenVMSの新バージョンを発表する計画や、米国内のチェーン店に出荷するプリンタやハンドヘルドコンピュータなどの商品に、RFIDチップを埋め込む予定など、相次いでHPのニュースが発表されていますので、株価もそれらすべてのニュースを織り込んだ反応と言えます。しかし、いずれにせよHPの株価は2002年11月以降およそ15ドル〜25ドルという狭いボックス圏での動きを続けていて、この水準は過去10年間の最安値圏なのです。

 ここでまったく話は変わりますが、アマゾンCEOのJeff Bezosが宇宙船基地建設計画を発表しています。

 「3人以上の宇宙飛行士を載せて垂直に離着陸が可能な宇宙船の建造を行う計画」だそうですが、宇宙に興味を持っているITやベンチャー企業に携わる人は結構います。本文でも触れていますが、Microsoftの共同設立者Paul Allenが25億ドル以上投資するなどして支援するベンチャー企業が、2004年10月にSpaceShipOneと呼ばれる有人宇宙船での離着陸に成功し、民間宇宙飛行の実現に向けたAnsari X Prizeというコンテストで1000万ドルの賞金を獲得しています。このほかにも、PayPal創設者のElon Muskが始めたSpaceXという会社や、ゲームソフトメーカーであるID Software創設者のJohn Carmackなどもロケットに夢中です。

 あ、そういえば日本人も忘れてはいけません。2004年に時の人となり一躍超有名人になったライブドアの社長兼CEOである堀江貴文氏も、宇宙に熱い視線を送っている1人です。先のAnsari X Prizeには会社を挙げて応援したうえ、年末年始のイベントやテレビ出演などさまざまな場面で「早ければ3年以内に、遅くとも5年以内に民間企業による有人宇宙飛行を実現する」と息巻いています。

 相当なコストがかかることは容易に想像できる宇宙ビジネスですが、どうしてこんなにみんな熱くなるのかな。ビジネスとしてではなく、あくまでも資産家たちが個人的な夢を追いかけているだけなのでしょうかね。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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