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デュアルコアのx86チップを出せなかったインテル

2004/09/08 20:48
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CNET Japanで取りあげた海外記事を中心に、その日の出来事が1分間でわかるサマリーをご用意しました(このブログの更新は2005年7月29日で終了しました)。
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 今日はまず、Intelの開発者向け会議「IDF」がサンフランシスコで始まったという記事を取りあげました。次期CEO候補とされる現社長のPaul Otelliniが先頭に立ち、デュアルコアチップへの注力を強調した格好ですが、先の予想で指摘されていた、肝心のデュアルコア版x86チップが姿を見せなかったようです。これにより、デュアルコアのx86チップでもAMDに先を越される可能性が高まってきた、ということなのでしょうか。折からの開発体制の不備(あるいは開発能力の低下?)への懸念が、改めて再燃することにもなりそうです。

 ちなみに同社の株価は、7月の頭まで27.5ドル前後の線で推移していましたが、その後大きく値を下げ続け昨日には20ドルを切ってます。ただし、AMDもあまり変わらぬ動きをみせていますから、これは市場全体の影響を受けたものかもしれません。

 昨年の11月時点では、まだ「来年中にPrescottで4GHz」といっていたIntelですが、今年に入るとさっそく同チップの設計/性能に関する問題が指摘されるようになりました。それでも、新しい生産工程でつくられる野心的なこのチップ2月の初めには発表していました。

 ところが、これと相前後して64ビット対応x86チップの話が表面に浮上し始め、2月半ばのIDFでこれを正式に発表します。

 この後、3月に入ると今度は例のモデルナンバー制への移行が発表され、同社の進めてきた「クロックスピード優先」の姿勢が行き詰まったことを認めることになりました。

 さらに、このモデルナンバー制が導入された5月の初めには、デュアルコアチップへの全体的なシフトが発表され、いよいよ同社の戦略が揺らいできている印象を決定づけた記憶があります。

 また、これと平行して、新チップ開発の遅れは年初からすでにちらほらと現れており、また新製品の供給体制に関する問題も再三表面化しています。

 こうして改めて振り返ってみると、わずか半年余りの間に、さまざまな変化がいっぺんに生じた感がいっそう鮮明になります。すべては2つの大きな読み違え--Itaniumのつまづきと、x86チップの性能向上--に端を発するこれらの問題にどう対処し、現在の後手に回っている状態から、もう一度主導権を握る立場に戻れるのか。Otelliniへの禅譲については、長い時間をかけて準備を整えてきたようですが、その新しいリーダーには、CEO就任の前から、さっそく大きな課題が課せられたといえるかと思います。

 今日の海外ニュースはざっとこんなところです。
明日はいったいどんなニュースが飛び込んでくるのでしょうか。
それでは、また明日に。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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