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CNET Japan ブログ

「GOOG」の光と影

2004/07/27 23:16
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CNET Japanで取りあげた海外記事を中心に、その日の出来事が1分間でわかるサマリーをご用意しました(このブログの更新は2005年7月29日で終了しました)。
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 今日は朝から半日ほど、Google関連のニュースに追われた感がありました。

 まず、新規株式公開(IPO)の意向を表明してから3カ月を経て、同社がようやく公開価格の予想レンジを明らかにした、というニュースが昨晩遅くに上がりました。これまでNews.com(およびCNET Japan)では、調達見込み額を27億ドルとすることが多かったのですが、今回の発表では、その額が下限にあたり、多ければ33億ドルになるとのこと。

 ちなみに、News.comで検索し古い記事を調べてみたところ、1996年4月のYahooのIPOでは、公開価格が13ドルで260万株を売却(公開当日いきなり24.50ドルの値をつけた後、一気に43ドルまで跳ね上がり、その後33ドル近辺に落ち着いた、との記述が見つかりました。なお、世紀のIPOと謳われた記憶のあるNetscapeのIPOについては、残念ながら古すぎて見つかりませんでした)。
 
 これと比べて、Googleの場合は1株あたり108〜135ドルで、公開見込みの株式数が2億4600万株ということで、いかにスケールが大きいかがうかがわれる気もします。いずれにしても、これが起爆剤となって新たなIT業界に波が生じるのか、それとも真打ちの登場が済んで、後はしばらく凪の状態になってしまうのか。公開時期はまだ未定とのことで、いましばらくヤキモキさせられる方もいらっしゃるのか知れません。

 さらに、同社の業績も発表になっており、今年前半の6カ月間で売上がすでに14億ドル、また利益も1億4300ドルと、双方とも大まかにいって前年同期の3倍近い数字が出ています。至って順調、あるいはそれ以上といったところでしょうか。

 さて。さすがにこれだけの立派な存在になると、それなりの「有名税」も払わされるというのが世の常か、今日Googleは(おそらく初めてと思われる)サービス不能状態に陥ってしまいました。MyDoomの新種による大量の検索リクエストによるもので、他にもYahooなど3社が被害を被っているため、特にGoogle1社が狙われたということではありません。が、それでも同社の検索広告にある意味死活がかかっている一般のネットビジネスも数多く存在しているわけですから、こうした出来事が今後何度も発生するようであれば、同社のビジネスに少なくない影響がでる可能性が高いと思われもします。

 さらに、パブリシティの面から見ると、これまでDoS攻撃に狙われる・・・というのは、たとえばSCOとかMSFTなど、対外的な説明が上手でないせいか(どうか?)明らかにイメージの点で損をしているところだったように思います。

 これまで斬新な発想--たとえば、Gmailなど--と、確かな技術の実装で、好ましいイメージを作り上げてきたGoogleですが、今回DoS攻撃のあおりを食ったというのは、そうしたイメージのオーラが薄れつつあることの兆候かも知れない・・・とちょっと穿った考えも思い浮かびます。年齢差別によって解雇されたとの訴え--事の真相は、すぐには確かめようもありませんが--が元社員から起こされたことなども考え合わせると、今後同社がこうしたパブリシティ面でいかに問題をさばいていくことができるのか、実力は申し分ないのだけれどもちょっと好印象を抱きがたい「ヒール役」にならずに済むのか、といったあたりに興味が持たれます。
 
 今日の海外ニュースはざっとこんなところです。
明日はいったいどんなニュースが飛び込んでくるのでしょうか。
それでは、また明日に。

(翻訳記事デスク)

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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