お使いのブラウザは最新版ではありません。最新のブラウザでご覧ください。

CNET Japan ブログ

「調和」という名の火種

2004/07/26 20:31
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

プロフィール

翻訳記事デスク

CNET Japanで取りあげた海外記事を中心に、その日の出来事が1分間でわかるサマリーをご用意しました(このブログの更新は2005年7月29日で終了しました)。
ブログ管理

最近のエントリー

 今日お伝えしたニュースの主だったものは、先週金曜日にNews.comで上がったものでした。全体的に小粒ながらもさまざまな分野の話題が揃った、との印象がありましたが、最後(現地の日曜夜)になって、ちょっと騒がしいものも飛び込んできました。

 まず、相変わらず膨張を続けるMicrosoftは、今年さらに7000人を新規採用するそうです。ただし4000〜5000人を採用した前年度の増加が2000人を上回るとのことで、随分辞める人も多いんだなっといった印象です。ちなみに、現在「3万人をいく分下回る社員がシアトルエリアで働いている」とのことですが、最近の社員集会はシアトル・マリナーズの本拠地として有名なあのセーフコー・フィールドで開催しているそうです。

 そのような「MSを去った人」の1人がBEAチーフアーキテクトだった
Adam Bosworthですが、このほどBEAを辞め、今度はGoogleに移るそうです。Webサービス関連では名高い同氏がGoogleに移って何をするのか。今日の記事のなかでは触れられていませんが、ちょっと興味深いところです。いずれにしても、モメンタムのあるところに、人材もあつまる、ということが改めて印象づけられた格好です。

 しばらく音沙汰のなかった(?)Itanium関連では、新しい開発ロードマップが発表になりました。今年2月にIntelが、x86チップでの64ビット・サポートを表明して以来、モメンタムを失った感のあった同プロセッサ、着実に売上も伸びてきているそうです。

 次に。
MP3の開発者らがつくり出した新しい3Dサウンド技術は、まだコスト等の点から「未来の技術」といえそうですが、現在のサラウンドなどとは異なるレベルのものということで、今後の発展が期待される(・・・というか、個人的に体験してみたいところです)

 電話関連では、VoIPのモメンタムを示唆する2つのニュースを取りあげました。1つは、その昔(米国で)電話会社の代名詞的存在だったAT&Tが市内電話の新規営業(個人向け)をもうやらないことにした、というもの。現在長距離電話および通信事業を柱とする同社にとっては、地域電話会社のベビーベル各社が回線使用料を値上げすることにより、競争力のある価格設定で自社のバンドルサービスに含めることができなくなった、ということですが、これはもう従来の加入者電話はあきらめてVoIPに特化しようということかもしれません。あるいは、ラストマイルを牛耳るベビーベルやケーブル事業者を出し抜くために、例の電灯線経由のブロードバンドか、もしくは無線を使うのか・・・。いずれにしても、電話会社が電話サービスを扱わなくなるというのは1つの象徴的な出来事に思えました。

 その一方で、これまで無料のソフトウェアだけをリリースして、ビジネスプランについてはベールに包まれていたVoIPソフトのSkypeが、とうとうこれを明らかにしました。いくつかの通信キャリアと提携して有料電話サービスを提供するのだそうです。これで、コンピュータ同士の通話だけでなく、コンピュータ-電話間の通話も可能になったということですね。1分当たり1セント〜6セントという料金でどこまで受け入れられるのか、今後注目が集まりそうです。ちなみに、以前コンピュータ同士で実験したことがありますが、音質はかなり良好でした。

 最後にもう1つ。
日本でもついにiPod miniが発売となり、ますます勢いを増すかに見えるAppleですが、いきなりRealNetworksからある種の爆弾を投げつけられたようです。RealがApple独自のDRM「FairPlay」と互換性のあるソフトウェア「Harmony」をリリースするとのこと。ちょっと考えると、ソフトの販売(iTunes Music Storeからの楽曲ダウンロード)ではほとんど利益をあげていないAppleにとっては、iPodのユーザーが増えこそすれ・・・との思いもします。ただし、DRM技術が「リバースエンジニアリング」まがいの手をつかって模倣されてしまったというのは、かなり重大な影響のある事柄といえそうです。そして、無論、MWAフォーマットとAACフォーマットの両方の曲をiPodで再生できたらいいと考えるユーザーがどれほどいるか、も改めて脚光を浴びることでしょう。記事中にもあるように、まさに「窮鼠(きゅうそ)猫をかむ」的なこのRealの動きが、法的な問題を巻き起こすのは間違いないようで、今後の動向が非常に注目されます。

 今日の海外ニュースはざっとこんなところです。
明日はいったいどんなニュースが飛び込んでくるのでしょうか。
それでは、また明日に。

(編集担当デスク)

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
運営事務局に問題を報告

最新ブログエントリー