新年恒例のMacworld開幕まであと1ヶ月あまり。Appleファンにはクリスマス以上にそわそわする季節がやってきたが、今度のMacworldは例年になく新奇なものが登場してくるかも知れない。
まずは長い間噂になり続けているiPhone。米Prudential証券のJesse Tortoraというアナリストが今週公表した調査レポートのなかで、現在開発が進められている2種類のiPhoneのうち、より薄型のモデルはすでに製造が始まっており、2007年第1四半期のあとのほうか、あるいは第2四半期のはじめに発売になるとの予測を明らかにしたと、AppleInsiderなどのウェブサイトが伝えている。
Prudentialの調査レポートによると、この薄いほうのiPhoneはiPodと同様の音楽再生機能にカメラも付属し、GSM/GPRSネットワークに対応するという。また、もうひとつのモデル--より大型の有機EL(OLED)を搭載するスマートフォンも開発が進められており、こちらはスライド式キーボードがついて、WCDMA対応になるそうだ(予想される発売時期は第2〜第3四半期とのこと)。
なお、このアナリストの予想では、iPhoneの販売台数は2007年度に700万台、2008年度には1500万台に達するという。さらに、待望のワイドスクリーン搭載iPodの登場も第1四半期後半から第2四半期前半になりそうだということだ。
次は超薄型MacBook Proの噂。Gizmodo(本家)やCrunchGearなどで取り上げられているこの噂によると、2007年第1四半期中に発表予定のこの新機種は、12インチの液晶画面、内蔵光学ドライブ、そしてデュアルコア・プロセッサーを搭載し、価格は1700〜1800ドルだそうだ。また、CruchGearでは先ごろ出ていたMacタブレットの噂に触れながら、「(超薄型とタブレットと)どっちが本当の話なんだ?」とぼやいている。が、「本当に持ち歩ける、できれば1.5Kg以下のMacがあれば・・・」と考えていたMacユーザーには(そしてPCユーザーにも)、どちらが出てくるにしても速攻買いの一品になるのではないか(なんといっても、PowerMac Duo以来の本格モバイルノートだもの)
坂和敏(編集部)