「SMARTHOUSE」というau(豪)ドメインのサイトに、
「Apple Mac Tablet PC With Docking Station In 07」というタイトルの記事が上がっているが、それによるとApple Computerの研究者がタブレット型Macのプロトタイプを完成させ、現在機密契約を結んだ台湾のOEMメーカーがコストの試算を進めている模様だ(同記事中では大手のQuantaとHon Hai Precision Industryの名前が挙がっている)
この記事によれば、このMacタブレットは2007年半ばにも発売される可能性があるとのことで、機能面については主な入力方式としてタッチスクリーンを採用、付属のドッキングステーション経由でHDMI入力端子付きのテレビやモニターに映像の出力が可能になるという。また、Appleが来年投入を計画している新しいメディアセンターや、同社がテスト中の新型ワイヤレスHi Fi スピーカーなどを含む、さまざまなデバイスに接続可能なほか、サードパーティのソフトウェアを利用して、ホームオートメーションのリモコン代わりにつかうこともできるようになるそうだ。つまり、このMacタブレットから、家庭の照明やオーディオ、エンターテインメント機器、セキュリティ管理などの制御も可能になるということらしい。
Appleが新しいフォームファクターのハードウェアを開発・・・という噂はこれまでにも何度か出回っていたと思う。だが、Steve Jobsの復帰以後、iPodという「例外」や関連の周辺機器をのぞけば、Appleはハードウェアの種類をむしろ絞り込んできている。はたして今回の噂もまた夢に終わるのか・・・いくつ持っても持ち足りない(?)Appleファンにはちょっと気にかかるところである。
坂和敏(編集部)