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日本人はiPhoneが嫌い

2010/04/24 15:53
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プロフィール

外山 真智子

携帯電話関連のトピックをメインに、アメリカでのキャリアシステムやコンテンツ特性など、データやフィールドワークを基にレポートしていきます。 PDAやBookletPC、Kindleなどこちらで発売されているユビキタス端末なども、在住のNYを中心に紹介していきます。
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(第一弾を書き出しておきながら早速寄り道で失礼しますが、面白い記事だったので)

■【まさに予想GUY】

本日(4/23)のJohn Paczkowski氏の記事にこんなものが上がってきました。

"Tell Me Again Why the iPhone Will Never Do Well in Japan?"
「iPhoneは日本では成功しないって理由、もう一回教えてくれる?」

実はこちらの批評家たちの意見では、「iPhoneは日本ではウケないだろう」という予想が多かったのです。

日本には既に高画質カメラ・大容量データ定額もあるし端末の種類が豊富でファショナブル参入済みの海外端末Nokia,Motorola,SonyEricssonの苦戦などを例にとって、ことごとく苦言を呈しておりました。

91%の日本人はiPhoneを買う気は無いと発言(調査対象402人,年代が30代〜40代)」という何だか頼りないデータを元にしたり、「日本のiPhoneってシャッター音消せないらしいよ。サイテー」というよく分からないところまで個人ブログを読んでチェックして頂いていた様子。

しかし蓋を空けてみれば…

日本中が熱狂した記憶があります。IT族に居たからでしょうか。

 

■【2009年通年度 携帯電話出荷台数の6.8%はスマートフォン】

日本時間4月22日発表のMM総研の調査によれば、2009年度通期(09年4月〜10年3月)の国内携帯電話出荷状況は、スマートフォン出荷台数234万台。前年比110万台。2倍以上の伸びです。
なんとこちら携帯電話全体の総出荷台数(3,444万台)の6.8%。
携帯電話持っている人の15人に1人以上は確実に持っている訳です。

3年前に日本のCPに居た頃は、まだスマートフォンはターゲティングから外していました。
携帯電話向けのサービスとして、うた・ホーダイ(ドコモ)や動画などの大容量定額制のサービスが開始され、ナップスターの定額制サービスに「携帯電話の課金ビジネスは激変するぞ」なんて思ったものですが、もはやコンテンツレベルの変化では無かったですね。

携帯電話の「存在意義」から変わった気がします。
iPhone発売前のiPodによる教育という戦略はもちろん非常に大きな影響を及ぼしていると思いますが、「スマートフォン」を買う理由は、「既存の携帯電話には無いもの」があるからな訳ですよね。
日本の携帯電話コンテンツは非常にしがらみが多いな、と思います。課金体型・キャリア別の規定・曲など素材の権利問題などはもちろん、携帯電話はあくまで「携帯電話の中」で終着していました。

AppleはiPhoneを(今回のiPad発売に於けるスピーチに見られるように)「アップルという存在の担うパートの一部」だと考えるからこそ、「携帯電話」という枠に留まらず、<PC-iPod-Mobile>という自社ネットワークを生かせる広いフィールドに製品を作り出せたのだと思います。
ユーザーと最も近いデバイスと云われた携帯電話ですが、それだけにマーケティングや消費のプロセスを細かくしすぎて、あの小さい箱の中にがんじがらめになって行ったのかもしれませんね。自分自身、日本国外のマーケットを見たいと決心したのもそこを抜け出したいと思ったのがキッカケでした。

さて、話を戻しますが、そんな中に新風を巻き起こしたiPhone。


出荷台数シェアは1位:Apple(72.2%)、2位:HTC(11.1%)、 3位:東芝(6.8%)、同率4位:Research In Motionsおよびソニー・エリクソン(4.3%)。

独走ですね。
(個人的にSamsungの色をAppleのチャート色にして欲しかった・・・というのは置いといて)

■【iPhoneというキーワードがもたらす需要は、受け手側だけではない】

日本ではキャリアがSBということで不平不満があるようですが、「iPhoneを普及させるという大義名分の上で頑張れる」SBがある訳です。
「三番手から上に上がる為」ではなく、「iPhoneの為にやってる」という理由があれば、例え同じ手法だとしても受け手側の印象も全く違いますし、社員のモチベーションにも繋がるのではないでしょうか。頑張る理由を見つけてくれる会社、というのは素敵な企業だと思います。(球団買取りも然り?)

ところでそのSB代表の孫さんのTwitter,マメすぎて本当に本人なのかつい疑ってしまう。
(日本語の資料にもリアルタイムに目を通すJohn氏も)

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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