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GoogleがAdMobを買収。アメリカの携帯電話市場は動くか?!

2009/11/12 03:37
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プロフィール

外山 真智子

携帯電話関連のトピックをメインに、アメリカでのキャリアシステムやコンテンツ特性など、データやフィールドワークを基にレポートしていきます。 PDAやBookletPC、Kindleなどこちらで発売されているユビキタス端末なども、在住のNYを中心に紹介していきます。
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11月9日、Googleがモバイル広告の最大手AdMobを買収した。

価格は$750 million(750億)。AdMobのHPでもCEOであるOmar氏のコメントが出されている。

世界的マーケットリサーチ会社のMorgan Stanley社のマーケット資料でも、2009年はモバイルの年だと謡うなど、やっと米国もモバイルと本格的に向き合う用意が出来た模様。

そして面白いのが、このモバイルと向き合う機会になった要因のひとつとして、実は2008年のリーマンショックなどの経済的危機が大きく影響しているということ。

今年の10月20日にリリースされたMorgan Stanley社の最新WEBトレンドレポート"Economy+Internet Trends"にも分かり易く近6年のトレンドがピックされている。

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2004年:中国通信網の急成長(市場の未知成長性)
2005年:ブロードバンド(ネットワークを使用したコミュニケーション/UGC:ユーザー生成コンテンツ;の発展・浸透)
2006年:オンラインビデオ(急成長への布石)
2007年:ソーシャルネットワーク(拡大・普及プラットフォームの変化)
2008年:世界的経済危機(新しい形態への進化⇒WEB業界への新しい機会の発生)
2009年:モバイルインターネット(従来の想定を超える展望性)
*WEB 2.0 Summits, 6 years of Internet Trends for John & Tim

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経済危機により広告費は大幅削減、媒体も選別される中、効果が高く低価格なWEB広告に一気に注目が集まり、その中でもiphoneを筆頭としたモバイル広告が今後最も成長する市場としてようやく認知された。

有料のCTVが中心となるTV放送網は、各家庭レベルでの予算削減から効果も半減、
TimeやNY Timesに始まりMETRO,am,VOICEなど紙媒体が未だ驚異的な生き残りを続けていたここNYでも、紙面が驚異的に薄くなっているのが目に付き、無くなる紙面も少なくなかった。

そこで台頭してきたのがモバイル。暗いニュースが飛び交う中、自分自身にとっては唯一の明るいニュースでもある。

そしてモバイルの成功事例としては欠かせないのがもちろん日本の携帯電話市場。

今後のUSモバイル市場を語る8つのキーワードのひとつとしても挙げられている。

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1)モバイルのネット利用法は、従来の想像を超えるものになる
2)アップル社のモバイルシェアはより短期で驚異的なシェアになる
3)次世代プラットフォーム(ソーシャルネットワーキング+モバイル)は、コミュニケーションとコマースに於いて新しい形式を伴って現れる
4)日本型モバイル+モバイル支える形式のデスクトップ型インターネットの成長+貨幣化(電子マネー)
5)3Gの採用、エリア別施策
6)USキャリアとEUキャリアそれぞれの展開(経済状況による)
7)規制のある進化、徐々に(着実ともいえる)モバイルの革命
8)モバイル関連市場は関連事業(原材料含む)株主の起伏を起こすものとなる
* 8 Key Mobile Internet Themes

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ここにある「日本型モバイル」とは、広告に始まり、コマース、特に課金型サービスが挙げられている。

日本での携帯電話課金システムといば低額の月定額型が基本であったが、コンテンツの充実(コンテンツ市場の成長)により従量課金型が加わり、気付いたら「アバター装飾しまくって30万ww」ということにまで成り得る市場となった。

(現在月定額も最高2000円くらいかな?詳細ご存知の方居たらお教え下さい)

この資料の中でMorgan Stanley社は2000年の日本の携帯電話市場と2008年の世界市場とが似ていることを例に挙げ、携帯電話市場の将来性を語っている。


*Japan's Mobile Internet Revenue Mix

特にこちらはカード社会ということもあり、
WEBからでも携帯電話(特にiphone)でも何かを購入する際にはクレジットカードで購入する。これを考えると、モバイルeコマースが形成された際の顧客単価というのは、恐らく日本人よりも格段に高くなるのではないか。

また、通信定額のサービスは既に形成されていることを考えると、
浸透・普及率というのは驚異的な広がりを見せるのではないかと予想される。

「日本の電車に乗ると皆無言で親指を動かしている」
そんな風に"Thumb Family"(親指族)として風刺された日本の携帯文化は今や先進的なビジネスモデルとして認識された。

さぁ次は海外の携帯電話ビジネスが日本を追い越すのか、日本が更に日本を行くのか、楽しみなところであります!

▼おまけ:新しいプラットフォームとして代表例に挙げられるFacebook。

*New Communications Platforms

それにしてもこちらのFacebook、Twitter中毒者というのは一時期のMixi病を上回る凄さだと思う・・・。年齢問わずいつでもどこでも見かける。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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