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多数の改善と共に「VMware Fusion」がアップデート

2010/05/29 18:59
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岸 大輔

「Mac OS X Trend Informations」では、Apple、Mac OS X、及び関連アプリケーション、テクノロジ(主に仮想化)等を中心とした各種の情報等をエントリしております。どうぞ宜しくお願い致します。
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VMware Fusion 3

先週エントリさせて頂いた「VirtualBox 3.2」に引き続き、3月中旬よりテストリリースが開始されていた「VMware Fusion 3.1」が米国時間25日付にて正式リリースを迎えました(Build 261058)。現在VMwareによる公式ダウンロードページ、及びビルトインのソフトウェアアップデータを通じて日本語含む7言語に対応したバイナリパッケージが入手可能となっていますので、当エントリでは新たに実装された機能や変更点の概要等を簡単に纏めてみたいと思います。

一連のテストリリース(「Beta Build 240138」〜「RC Build 254806」)を通じた「VMware Fusion 3.1 Build 261058」における主な特徴として以下の項目等が示されています(「3.0.2 Build 232708」からの主な変更点となります)。

  • 「Mac OS X 10.6.3(ホストOS)」に向けてパフォーマンスを最適化
  • 3Dグラフィックスを含むグラフィックス関連の改善。Windows 7/Vista(何れもゲストOS)を対象として「OpenGL 2.1」をサポート(Ver.3.0.xにおける当該ゲストOSでは「OpenGL 1.4」をサポート)
  • 「DirectX 9」「OpenGL」アプリケーションを対象としてパフォーマンス、及び互換性を改善(WindowsゲストOSにおけるDirectXを対象としたパフォーマンス改善等)
  • Windows7/Vista(何れもゲストOS)において「Windows Aero」を有効化した際のパフォーマンスを改善
  • ゲストOSにおけるOpenGLサポートにおいて、各種モデリングアプリケーションを対象とした互換性を改善
  • 最新のMac OS X(ホストOS)リリース上のWindows7/Vista(何れもゲストOS)において、スクロールパフォーマンスを大幅に改善
  • ゲストOS、或いはホストOS(Mac OS X)に対して、対応するUSBデバイスをシンプルに割り当て可能なUSB「EasyConnect」機能を追加(設定内容を記憶可能)
  • 仮想マシンにおいて最大8コア(8way)の「Virtual SMP(Virtual Symmetric Multiprocessing、仮想対称型マルチプロセッシング)」に対応(Ver.3.0.xでは最大4コア)
  • 仮想マシンにおいて利用可能な仮想ディスク(vmdk)容量の上限を950GBから2TBに拡張
  • 「Virtual Machine Library」に、「Boot Camp」仮想マシンが重複してエントリされるケースが確認されていた問題を修正
  • 「Boot Camp」仮想マシン起動時に要されるアドミニストレータによる認証(認証要求)をスキップすべくしたオプションを追加
  • 「Boot Camp」仮想マシンにおけるディスクパフォーマンスを改善(最大5倍)
  • 「Migration Assistant」を通じてPhysical Windows PC(実機)からのP2V(Physical to Virtual)マイグレーションを実行する際に、(「VMware Fusion」サイドと同様に)ソースコンピュータにマイグレーションステータス(プログレスダイアログ)が表示されるべくした変更を適用
  • P2Vマイグレーションにおけるユーザインターフェイスの強化。マイグレーション失敗時に、ソースコンピュータにコンバータログ、及びトラブルシューティングステップが表示されるべくしたオプションを追加
  • P2V マイグレーション実行時に、ソースコンピュータにインストールされたWebサーバソフトウェア(IIS、Tomcat、Apache等)にて発生し得たポートコンフリクトを回避
  • P2Vマイグレーション実行時に発生し得た、Mac OS X(ホストOS)におけるゲストアカウント関連の問題を修正
  • O2V(OVF to VMware)/V2O(VMware to OVF)コンバートツール(コマンドラインユーティリティ)「VMware OVF Tool 2.0」をインストーラにバンドルし、仮想マシンフォーマットにおける標準規格「OVF(Open Virtualization Format)」アプライアンスのインポート、エクスポートに対応(「OVF 1.1」をサポートし、「VMware vSphere」、或いはVMwareクラウドへのアップロード等を主目的として仮想マシン、及びvApp等をインポート、エクスポート可能。現時点では要カスタムインストール)
  • 「VMware OVF Tool」におけるプローブモード

    ↑「VMware OVF Tool」におけるプローブモード実行例。ソースファイルにおける各種属性情報等を確認する事が可能(クリックで拡大します)

  • 「New Virtual Machine Assistant」における「installation media」パネルに対してディスクイメージ、或いは仮想ディスクをドラッグアンドドロップ可能に
  • ユーザの任意にて「User Experience Improvement Program」に参加可能に(任意のタイミングにてオプトアウト可能)
  • デフォルトテキストエディタにて仮想マシン構成ファイル(vmx)を開くためのショートカットを追加(「Virtual Machine Library」において目的の仮想マシンを「option」+右クリック)
  • 構成ファイルを開くためのショートカット

    ↑仮想マシン構成ファイル(vmx)を開くためのショートカットを追加(クリックで拡大します)

  • 最新のMac OS X(ホストOS)にて利用した際に、一部のゲームアプリケーションがVer.3.0.xとの比較において最大10倍高速に動作
  • 「Ubuntu 10.04 LTS(Lucid Lynx、64bit/32bit)」をゲストOSとしてサポート。プリコンパイルされたカーネルモジュールを伴う「VMware Tools」が同梱され、「Linux Easy Install」「Unity」モード等の諸機能が利用可能
  • 「Unity」モードも利用可能

    ↑ 「Ubuntu 10.04 LTS」にて「Unity」モードも利用可能(クリックで拡大します)

  • 「Ubuntu 8.0.4.4 LTS(Hardy Heron、64bit/32bit)」をゲストOSとしてサポート
  • 「SUSE Linux Enterprise Server 11 Service Pack 1(64bit/32bit)」をゲストOSとしてサポート
  • 「SUSE Linux Enterprise Desktop 11 Service Pack 1(64bit/32bit)」をゲストOSとしてサポート
  • 「RHEL 5.4(Red Hat Enterprise Linux 5.4、64bit/32bit)」をゲストOSとしてサポート
  • レジュームされた仮想マシンにおける応答性、及び仮想ディスク(vmdk)における全般的なパフォーマンスを改善
  • 「Unity」モードの改善。「Expose」「Dock Expose」において、「Unity」ウインドウのオーバーラッピングをサポート
  • ゲストOSアプリケーションにおけるグラフィックス関連のバグフィックス。「Autodesk AutoCAD」「Autodesk Maya」「Autodesk Mudbox」の動作を改善
  • 「TopoGun」「Rhinoceros」等、モデリングソフトウェアの動作を改善
  • Seeker Astronomyアプリケーション、或いは「ClearView RC Flight Sim」ゲームを動作させた際に発生し得た、グラフィックス関連の問題を修正
  • 「Adobe Premiere」におけるプレビューウインドウにて、適切にレンダリングが行われるべくした修正を適用
  • 「Windows Media Player」及びフルスクリーン「QuickTime」「iTunes」におけるオーディオ、ビデオ同期の改善等、ビデオ再生のアクセラレーションを改善
  • 「Civilization IV」「Dragon Age」「Crazy Machine 2」、及びその他のゲームアプリケーションにおいて、カーソルが適切にレンダリングされるべくした修正を適用
  • 「Microsoft Flight Simulator X」プレイ時に、「Signal 11」エラーが発生するケースが確認されていた問題を修正
  • Googleによるアースビューア「Google Earth」が、OpenGLモードにおいて適切に動作可能に
  • 全般的なパフォーマンス改善、クラッシュの修正、及びヴィジュアル表示の改善等、複数のゲームアプリケーションを対象とした種々の改善
  • P2Vマイグレーションに関連したバグフィックス。インポートされたWindows(ゲストOS)において、「ThinPrint」を有効化可能に
  • 「Migration Assistant」において「Go Back」をクリックした後にも、IPアドレスが保持されるべくした修正を適用
  • 仮想マシン名が入力されるフィールドにおいて、(入力される文字が)スタンダードキャラクタに制限されるべくした変更を適用
  • P2V マイグレーション実行時に、IPアドレス/パスコードがクリアされなくなるべくした修正を適用
  • 調停ダイアログにおいて、日本名が適切に表示されるべくした修正を適用
  • P2Vマイグレーション実行時に、「Windows Server 2008 R2」が「Windows 7」としてマイグレートされるケースが確認されていた問題を修正
  • 「Migration Assistant」に向けて、サポートインフォメーションが収集されるべくした変更を適用
  • 「Unity」、及び共有アプリケーションに関連したバグフィックス。「Expose」利用時に、「Unity」ウインドウにアクセスするために余分なマウスクリックが要されていた問題を修正
  • 「Unity」モードにおいて「Adobe Fireworks(ゲストOSアプリケーション)」を起動した際に、遅延が生じるケースが確認されていた問題を修正
  • バックグラウンドアプリケーションを対象としてシングルクリックを行った際に、ダブルクリックイベントとして処理されるケースが確認されていた問題を修正
  • 「Outlook」においてPDF添付ファイルを開く際の動作を改善
  • 「Outlook 2007」で添付ファイルを開く際に発生し得た問題を修正(ミラーフォルダ利用時等に発生し得た問題)
  • Windows システムトレイにおける「Safely Remove Hardware」ユーティリティを通じてデバイスをイジェクトした際に、「VMware Tools」が適切に機能しなくなるケースが確認されていた問題を修正
  • 「3.0.1 Build 215242」利用時に、「Signal 11」エラーが発生するケースが確認されていたトレイアイコン関連の問題を修正
  • キーボード、及びマウス関連のバグフィックス。64bit Windows(ゲストOS)においてマウスカーソルを変更した後に、当該マウスカーソルが適切に動作しなくなるケースが確認されていた問題を修正
  • マルチディスプレイモードにおいて、マウスカーソルがスキップするケースが確認されていた問題を修正
  • マルチディスプレイモードにおいて、マウスポインタが別のディスプレイにジャンプするケースが確認されていた問題を修正
  • Linux(ゲストOS)に向けたキーマッピングを修正
  • USB 関連のバグフィックス。ゲストOSにおいて、USBオーディオデバイス、ヘッドセットの互換性を改善
  • 「NetWare 6.5(ゲストOS)」において、マスストレージデバイス(USB 2.0)を認識可能に
  • Promethean によるActiV USBハブが、仮想マシンUSBデバイスリストにおいて明滅しなくなるべくした修正を適用
  • 「Palm Zire m150」USBデバイスの接続が、ランダムに切断されるケースが確認されていた問題を修正
  • KOBILによるカードリーダとの互換性を改善
  • And many others...

この度正式リリースを迎えた Ver.3.1は、「VMware Fusion 3」におけるシリアルにて継続利用可能となっています(Ver.3.0.xからのフリーアップデート)。また、既知の問題点を含むその他の詳細がリリースノート、及びVMware Communities等を通じて確認可能となっています。

「VMware Fusion 3.1」+「Ubuntu 10.04 LTS」

↑「Mac OS X 10.6.3」+「VMware Fusion 3.1 Beta Build 240138」+「Ubuntu 10.04 LTS RC」(クリックで拡大します)

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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