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「Parallels Desktop 5 for Mac」正式リリース

2009/11/05 01:46
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岸 大輔

「Mac OS X Trend Informations」では、Apple、Mac OS X、及び関連アプリケーション、テクノロジ(主に仮想化)等を中心とした各種の情報等をエントリしております。どうぞ宜しくお願い致します。
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Parallels Desktop 5 for Mac

先月下旬の「VMware Fusion」に引続き、仮想化ソフトウェア「Parallels Desktop for Mac」が昨年11月以来となるメジャーアップグレードを迎えています。当エントリではVer.4.0からの変更点を中心に、その概要等を簡単に纏めてみたいと思います。

Mac OS Xベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「Parallels Desktop for Mac」を対象としたアップグレードリリースとして7月下旬よりテストリリースが開始されていた「Parallels Desktop 5 for Mac」ですが、この度米国時間4日付にて同仮想化ソフトウェアの正式版に相当する「Parallels Desktop 5 for Mac Build 9220」がリリースされ、現在Parallelsによる公式ダウンロードページを通じて英語版のバイナリパッケージが入手可能となっています(日本語版はラネクシーを通じて入手可能となっています)。

一連のテストリリースを通じた「Parallels Desktop 5 for Mac Build 9220」における主な特徴として以下の項目等が示されています(「4.0 Build 3848」からの主な変更点となります)。

  • 3Dグラフィックスを含むグラフィックス関連の改善。Windows(ゲストOS)を対象として「DirectX 9.0c Shader Model 3」をサポート
  • ディスプレイドライバモデル「WDDM(Windows Display Driver Model)」をサポート。Windows 7/Vista(何れもゲストOS)において「Windows Aero」に対応(「Aero Glass」「Flip 3D」等)
  • Linux(ゲストOS)を対象として「OpenGL 2.1」をサポート。3Dデスクトップ「Compiz Fusion」等が動作可能に
  • ハイパーバイザエンジン(仮想化エンジン)のパフォーマンスを全般的に改善
  • 「Parallels FastLane」アーキテクチャを採用し、仮想マシンにおいて最大8コア(8way)の「Virtual SMP(Virtual Symmetric Multiprocessing、仮想対称型マルチプロセッシング)」に対応
  • 「Virtual SMP」におけるスケーラビリティ、及びパフォーマンスを改善
  • CPU 仮想化支援「Intel VT-x2(Intel Virtualization Technology Generation 2)」をサポート(「Intel EPT(Intel Extended Page Tables)」「Intel FlexPriority」「Intel VPID(Intel Virtual Processor ID)」に対応)
  • KVMパラバーチャライゼーションにより、対応するLinux(ゲストOS)のパフォーマンスを向上
  • 「Boot Camp」仮想マシンにおけるパフォーマンスを改善
  • サスペンド、或いはレジューム実行時におけるパフォーマンスを改善
  • Linux(ゲストOS)利用時におけるシャットダウンプロセスを改善
  • 仮想デバイス関連の改善。フルスクリーン/Coherence各モードにおいてマルチディスプレイをサポート。Windows 7/Vista/XP(何れもゲストOS)においてホストコンピュータに接続されている全てのディスプレイを使用可能に
  • Linux(ゲストOS)を対象としてマルチディスプレイをサポート。Linux(ゲストOS)においてホストコンピュータに接続されている全てのディスプレイを使用可能に
  • USB関連の改善。USBマスストレージデバイス利用時におけるパフォーマンスを改善
  • Mac OS X(ホストOS)における「System Preferences(システム環境設定)」からParallelsによるネットワークアダプタが除去されるべくしたオプションを追加(「Parallels Desktop」>「Preferences...」>「Network」>「Show in System Preferences」)
  • 仮想マシンにおけるサウンドクオリティを改善
  • 「Shared Networking」に向けたDNSサポート
  • ホストOS、ゲストOS間において、更なる統合を齎すべくした「Crystal」モードを追加
  • Windows(ゲストOS)アプリケーションに対してMac OS Xライクなアピアランスを追加可能な「MacLook」をサポート
  • Windows(ゲストOS)アプリケーションにおいて、「Pinch(ピンチ)」「Rotate(ローテート)」「Swipe(スワイプ)」等、各種マルチタッチジェスチャをサポート
  • Windows/Linux(何れもゲストOS)、Mac OS X(ホストOS)間において、イメージをコピーアンドペースト可能に
  • Windows(ゲストOS)、Mac OS X(ホストOS)間において、フォーマットされたテキストをコピーアンドペースト可能に
  • Windows(ゲストOS)、Mac OS X(ホストOS)間において、E-Mailにおける添付ファイルをドラッグアンドドロップ可能に
  • Linux(ゲストOS)、Mac OS X(ホストOS)間において、クリップボードを同期可能に(クリップボード共有)
  • 共有フォルダの改善。「Shared Profile(共有プロファイル)」を通じて同期可能なスペシャルフォルダとして「Movies」「Downloads」を追加
  • ホストOS、ゲストOS双方に対してリムーバブルメディアを自動マウント可能な「SmartMount」の改善。ボリュームとしてマウントされるデバイスのタイプを選択可能に
  • コンテキストメニュー関連の改善。Windows(ゲストOS)から共有フォルダに内包されている項目を右クリックした際に表示されるコンテキストメニューに、「Show in Finder」及び「Run on Mac」項目を追加
  • 仮想ディスクのオートマチックコンパクティング。Parallels仮想ディスク(.hdd)における未使用領域を自動削減可能に(「Virtual Machine Configuration」>「Options」>「Optimization」>「Enable AutoCompress」)
  • 設定内容のロックダウン。意図に反した変更等を防止すべくして、環境設定(「Parallels Desktop」>「Preferences...(環境設定...)」)、及び仮想マシン設定(「Virtual Machine Configuration(仮想マシン構成)」)における設定内容をロック可能に
  • 「Virtual Machines List」の改善。リスト内で仮想マシンをドラッグする事により、それらをソート可能に。また、リスト内外へ仮想マシンをドラッグする事により、それらを追加、除去可能に
  • コンソールウインドウ(仮想マシンウインドウ)の改善。Ver.4.0より実装されているMac OS Xネイティブのカスタマイズ可能なツールバーをデフォルトにて非表示とし(必要に応じて表示させる事も可能)、刷新されたデバイスバー(ステータスバー)を通じて仮想マシンに対する制御の一部(仮想マシンの起動、「Virtual Machine Configuration」の呼び出し、表示モードの切り替え等)を実行可能に
  • 環境設定(「Parallels Desktop」>「Preferences...」)パネルの改善。新たなルックアンドフィールを採用し、更なるプリファレンス項目を追加 etc...
  • 「Virtual Machines List」に登録されている仮想マシンの識別を容易にすべくして、リスト内における各仮想マシンに対してカラーラベルを設定可能に(適用されたカラーラベルはMac OS Xにおける「Finder」と同期)
  • 「Parallels Desktop 5」における環境設定パネルと「Virtual Machines List」

    ↑「Parallels Desktop 5 for Mac」における刷新された環境設定パネルとカラーリング可能な「Virtual Machines List」(クリックで拡大します)

  • ユーザインターフェイス関連の改善。GUIコンソール(Parallels Desktop)におけるメニュー構造を簡素化すべくした変更を適用。より直感的なメニュー構造に
  • 「Virtual Machine Configuration」におけるインターフェイスの改善
  • 「Virtual Machine Configuration」におけるインターフェイスの改善

    ↑「Virtual Machine Configuration」におけるインターフェイスの改善(クリックで拡大します)

  • 「New Virtual Machine Assistant(新規仮想マシンアシスタント)」を改善
  • ゲストOSのインストールプロセスを自動化すべくした「Express Installation」オプション(New Virtual Machine Assistant)において、新たに「Windows 7」、Linuxに対応(インストールメディアを自動検出可能)
  • 新たな「Parallels Compressor」
  • And many others...

※「Windows Aero」は利用可能な環境に制限がありますので御注意下さい。

Windows/Linuxベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「Parallels Workstation Extreme」において先行してサポートされ、「WWDC 2009」においてはMac OS Xベースのデモンストレーション等も行われていたI/O仮想化支援「Intel VT-d(Intel Virtualization Technology for Directed I/O)」は、この度リリースされた「Parallels Desktop 5 for Mac」ではサポートされていません。

「Parallels Desktop 5 for Mac」+「Windows 7 Ultimate」

↑「Mac OS X 10.6.1」+「Parallels Desktop 5 for Mac」+「Windows 7 Ultimate」(クリックで拡大します)


※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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