主だった新機能の追加等は見られませんが、「Snow Leopard」に対する対応強化等を主目的として「VMware Fusion」がアップデートされていますので採り上げてみたいと思います。
Mac OS Xベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Fusion」を対象としたアップデートリリースとして事前にテストリリースが行われていた「VMware Fusion 2.0.6」ですが、この度米国時間1日付にて同仮想化ソフトウェアの正式版に相当する「VMware Fusion 2.0.6 Build 196839」がリリースされ、現在VMwareによる公式ダウンロードページを通じて日本語含む7言語に対応したバイナリパッケージが入手可能となっています。
この度リリースされた「VMware Fusion 2.0.6 Build 196839(正式版)」における主な特徴として以下の項目等が示されています(「2.0.5 Build 173382」からの主な変更点となります)。
- 「Mac OS X 10.6 Snow Leopard(ホストOS)」上にて使用した際に、マウスのフォーカスが失われるケースが確認されていた問題を修正
- 「Mac OS X 10.6 Snow Leopard(ホストOS)」をアップグレードインストールにてインストールした後に、ホストOSにおけるデフォルトプリンタ、及び構成されている全てのプリンタをゲストOSにおいて自動的にピックアップ可能なドライバレスプリンティング(プリンタ共有)が適切に動作しないケースが確認されていた問題を修正
- 「Mac OS X 10.6 Snow Leopard(ホストOS)」にアップグレードした後に、認証したライセンスが無効化されるケースが確認されていた問題を修正
- 「Mac OS X 10.6 Snow Leopard(ホストOS)」上にて「Unity」モードを使用した際に、Windowsアプリケーションのアイコンが適切に表示されないケースが確認されていた問題を修正
- NVIDIA 製グラフィックスカードを伴うMacintoshコンピュータにおいて「Mac OS X 10.6 Snow Leopard(ホストOS)」を動作させた際に、ゲストOSにおける3Dグラフィックスのパフォーマンスが低下するケースが確認されていた問題を修正
- パーミッション関連の問題に起因して、適切にインストールする事ができないケースが確認されていた問題を修正
- 仮想マシンレジューム後に発生し得たサウンド関連の問題を修正
- 「2.0.5 Build 173382」において確認されていた既知の問題点、及びユーザーコミュニティ等を通じて報告されていた種々の問題等を修正(20件以上のバグを修正)
- And many others...
「Mac OS X 10.6 Snow Leopard(ホストOS)」に対しては「2.0.5 Build 173382」と同様、32bitカーネルに対してのみの対応になると伝えられています。