米国時間6月1日付にてイニシャルリリースを迎えた「Parallels Workstation Extreme」において、仮想マシンから対応I/Oデバイスに対するダイレクトアクセスの製品化を実現した米Parallels(同仮想化ソフトウェアは、HP Workstationチャネルを通じたCTOソリューションとして提供されています)。先月上〜中旬に開催された「WWDC 2009」期間中には、I/O仮想化支援「Intel VT-d(Intel Virtualization Technology for Directed I/O)」のデモンストレーションが、Mac OS Xベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア(テクノロジプレビュー)を用いた形にて行われていましたが、当時の様子を収録したデモンストレーションムービーがTUAW(The Unofficial Apple Weblog)にて公開されていますので採り上げてみたいと思います。
以下のムービーには、「Mac Pro」にインストールされた「Mac OS X 10.5 Leopard(ホストOS)」上にて開発過程にあるMac OS Xベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア(テクノロジプレビュー)を動作させ、管理下にある仮想マシンに対してグラフィックスカード(NVIDIA Quadro FX 3800)をダイレクトにマッピングさせた状態で3Dグラフィックスをデモンストレーションしている様子等が収録されています(ゲストOSには「Windows Vista」が使用されています)。
※上記のデモンストレーションムービーは、TUAWにおいて米国時間16日付にて公開された後、当該エントリが米Parallels公式サイトにおけるメディアハイライトにも採り上げられています。
ムービー中にて試用されている仮想化ソフトウェアに関してParallelsからは(現時点で)公式なアナウンスは発せられておらず、製品化の予定等も明らかにされていませんが、今後の動向にも注視してみたいと考えております。