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CNET Japan ブログ

Parallels仮想マシンをコマンドラインにて制御可能とする「prlctl」

2009/05/23 16:22
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岸 大輔

「Mac OS X Trend Informations」では、Apple、Mac OS X、及び関連アプリケーション、テクノロジ(主に仮想化)等を中心とした各種の情報等をエントリしております。どうぞ宜しくお願い致します。
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これまで数回に渡ってVMwareによるコマンドラインインターフェイス「vmrun」に関連した内容をエントリさせて頂いておりましたが、今回はParallels仮想マシンにおいて同様の機能性を実現する「prlctl」を採り上げてみたいと思います。

※当エントリには「Parallels Desktop 4.0 for Mac Build 3844(現行版)」リリース前に行った実践が含まれておりますが(「Build 3810」を使用)、言及している内容に現行版と大幅な相違はない事を確認しております。

Mac OS Xベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「Parallels Desktop for Mac」は、昨年11月中旬にリリースされたアップグレード相当のVer.4.0より、「Parallels Server for Mac」「Parallels Workstation Extreme」等と同様、コマンドラインから仮想マシンを制御可能とする「prlctl」に対応しています。「prlctl」からは各種パワーオペレーションやスナップショット、或いはデバイスマネジメント等、任意のParallels仮想マシンに対して様々な制御を行う事ができますが、その中でも今回は、同コマンドラインインターフェイスを通じた仮想マシンの起動を実践してみたいと思います。

VMwareによるコマンドラインインターフェイス「vmrun」に関連した内容を採り上げさせて頂いた以前のエントリの一部では、LAN上の別のコンピュータからsshを経由したリモートコントロールにて「vmrun」を実践しておりましたが、今回はローカル環境からの制御を行ってみたいと思います。使用した環境は「Mac OS X 10.5.6」+「Parallels Desktop 4.0 for Mac Build 3810」+「Windows XP Home Edition Service Pack 3(ゲストOS)」となります(「prlctl」を利用するには「Parallels Desktop 4.0 for Mac」以降が必要となります)。

ローカル環境からは通常、「Terminal」等を通じて「prlctl」を実行する事が可能となりますが、「start」コマンド(任意の仮想マシンを起動するためのコマンド)を実行する際の基本的な書式は以下の通りとなります(「prlctl」は標準でパスが通っている「/usr/bin/」に属しているため、「prlctl」に対して別途にパスを指定する必要はありません)。

prlctl start <"vmname">

※「vmrun」においては通常、(引数として対象となる仮想マシンを指定する際に)仮想マシンバンドルに含まれる構成ファイル(.vmx)を指定する事となりますが、「prlctl」では仮想マシン名を指定します(仮想マシン名に空白が含まれる場合には、仮想マシン名をダブルクォート(")で囲む必要があります)。また、「vmrun」における「start」コマンドをパラメータを指定せずに実行した場合には、「vmware-vmx」がGUIコンソールと共に起動される事となりますが、同様のケースにおいて「prlctl」では、GUIコンソールを伴わずして「prl_vm_app」のみがバックグラウンドにて単独で動作可能なヘッドレスモードにて起動される事となります。

「prlctl」を通じて任意の仮想マシンを起動

↑「Terminal」を通じた「start」コマンドの実行により、任意のParallels仮想マシンを起動。ヘッドレスモードにて起動されるため、GUIコンソール(Parallels Desktop)を伴わずして「prl_vm_app」のみが単独で動作しており、上記の状態から「Parallels Desktop」を起動した際には、バックグラウンドで動作している仮想マシンに自動的に接続され、GUIを通じた各種の制御が可能となります(クリックで拡大します)

「prlctl」において利用可能なその他のパワーオペレーション関連のコマンドとして「pause(一時停止)」「reset(リセット)」「resume(レジューム)」「stop(ストップ)」「suspend(サスペンド)」等も用意されています(prlctl version 4.0.3810.351321)。

※その他にも「prlctl」をオプションなしで実行する事により、利用可能なコマンド、パラメータのリスト等を確認する事ができます。

「Parallels Server」においては昨年6月中旬にリリースされたVer.3.0より、「Parallels Desktop」においては昨年11月中旬にリリースされたVer.4.0より各々実装されている「prlctl」は、「vmrun」との比較においてもその歴史は浅く、公式、非公式を問わずして関連ドキュメント等が豊富とは言い難い現状にありますが、今後も機会がありましたら随時採り上げさせて頂きたいと考えております。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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