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VMware仮想マシンにおけるBIOSセットアップの起動(VMX Extras)

2009/01/03 12:50
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岸 大輔

「Mac OS X Trend Informations」では、Apple、Mac OS X、及び関連アプリケーション、テクノロジ(主に仮想化)等を中心とした各種の情報等をエントリしております。どうぞ宜しくお願い致します。
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新年あけましておめでとうございます。旧年中は暖かい御支援ありがとうございました。本年も宜しくお願い致します。

2009年最初のエントリは、VMwareに関連した内容となります。Mac OS Xベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Fusion」が生成する仮想マシンには、多くのPhysical PC(実機)等と同様に、ファームウェアとして「BIOS」が実装されています(一部に例外があります)。しかしながらVMware仮想マシンではそのポストが高速な故に、セットアップユーティリティを起動すべくしたキー押下のタイミングを逸してしまうケースがあります。

上記の状況を回避してセットアップユーティリティを確実に起動するために、VMwareによるサポートフォーラムやユーザガイドには仮想マシンバンドルに含まれる構成ファイル(.vmx)を直接編集する手法等が紹介されていますが、今回は、前記のキャラクタベースの編集作業をGUIコンフィギュレーションエディタ「VMX Extras」を用いて実践してみたいと思います。

仮想マシンバンドルに含まれる構成ファイル(.vmx)はテキストエディタで編集する事が可能ですが、ここではコンフィギュレーションエディタ「VMX Extras」を使用してみたいと思います。「VMX Extras」の概要等を以下のエントリに纏めておりますので宜しければ御参照下さい。

※上記エントリにも記しておりますが、「VMX Extras」はVMware社ではなく、Koi Productions(Eric Tung氏)によって提供される非公式なソリューションとして位置付けられているため、公式なサポートは受ける事ができません。また、昨年7月に初版が公開されていますので、特に後述する「Preconfigured Options」の項目において最新版に追従していない(或いは互換性が完全ではない)ケースも想定されるかと思われます。利用される際には御注意下さい(実際に利用される際には、添付されている「readme.txt」やダウンロード元スレッドの確認、及び構成ファイルのバックアップ等を事前に行われる事をお勧め致します)。

仮想マシン起動時に自動的にBIOSセットアップユーティリティを起動

任意のVMware仮想マシンにおいてBIOSセットアップを確実に起動させるためには、当該仮想マシンのバンドルパッケージに含まれる構成ファイル(.vmx)に以下の項目を追加します(仮想マシンバンドルはデフォルトで「~/Documents/Virtual Machines/」に属しており、コンテキストメニューを通じて「Show Package Contents(パッケージの内容を表示)」を実行する事により、内容を確認する事ができます)。

  • bios.forceSetupOnce = "TRUE"

構成ファイルに上記項目を追加する事により、当該仮想マシンの次回起動時に自動的にBIOSセットアップが起動される事となります(設定した「TRUE」値は永続的には反映されず、当該仮想マシンの次回起動時に一度だけ有効となった後、値が「FALSE」に戻ります。従って、上記の構成オプションを用いてBIOSセットアップを起動する際には、起動毎に値を「TRUE」に設定する必要があります)。

尚、上記の「bios.forceSetupOnce」項目は「VMX Extras」における「Preconfigured Options」には用意されていないため、「Direct Edit」から新規項目として追加する事となります。

「Direct Edit」から新規項目として追加

↑「VMX Extras」における「Direct Edit」から新規項目として追加(クリックで拡大します)

VMware仮想マシンにおけるBIOSセットアップユーティリティ

↑VMware仮想マシンにおけるBIOSセットアップユーティリティ(クリックで拡大します)

BIOSポストの待機時間を任意に設定(Boot Delay/BIOS Delay)

BIOSポストの待機時間を任意に設定する事により、BIOSセットアップを起動すべくしたキー押下のタイミングを計り易くする事ができます。この機能を利用するためには、当該仮想マシンのバンドルパッケージに含まれる構成ファイル(.vmx)に以下の項目を追加します(数値の単位はミリ秒となりますので、以下の設定ではBIOSポストの待機時間を約5秒間確保する事ができます)。

  • bios.bootDelay = "5000"

「Boot Delay」の設定を「VMX Extras」を用いて行う際には、「Preconfigured Options」>「BIOS Delay」から予め用意されている待機時間を選択する事ができます。また、リストされている選択肢の他にも「Direct Edit」を通じて任意の数値を設定する事も可能です。

「BIOS Delay」から待機時間を選択

↑「Preconfigured Options」>「BIOS Delay」から待機時間を選択(クリックで拡大します)

VMware仮想マシンにおける「Boot Delay」

↑VMware仮想マシンにおける「Boot Delay」(クリックで拡大します)

GUIの整備が進んでいる昨今の仮想化ソフトウェアにおいて、BIOSにアクセスする機会は多くはないと思われますが、ブートオーダの変更やBIOSパスワードの設定等、必要に迫られた際等には利用されてみては如何でしょうか(「Parallels Desktop 4.0 for Mac」では、GUIを通じてブートオーダの変更が可能となっています(「Virtual Machine Configration」>「Boot Order」))。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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