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VMware構成ファイルをGUIにて編集可能とする「VMX Extras」

2008/11/22 13:49
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岸 大輔

「Mac OS X Trend Informations」では、Apple、Mac OS X、及び関連アプリケーション、テクノロジ(主に仮想化)等を中心とした各種の情報等をエントリしております。どうぞ宜しくお願い致します。
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Mac OS Xベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Fusion」には、GUIでは制御する事ができない潜在的な機能が幾つか試験的に実装されていますが、それらの機能を有効化するためには、通常、仮想マシンバンドルに含まれる構成ファイル(.vmx)を直接編集する必要があります。今回は、前記のキャラクタベースの編集作業をGUIレベルにて実現可能とするコンフィギュレーションエディタ「VMX Extras」を採り上げてみたいと思います。

※今回採り上げています「VMX Extras」はVMware社ではなく、Koi Productions(Eric Tung氏)によって提供される非公式なソリューションとして位置付けられているため、公式なサポートは受ける事ができません。また、昨年7月に初版が公開されていますので、特に後述する「Preconfigured Options」の項目において最新版に追従していない(或いは互換性が完全ではない)ケースも想定されるかと思われます。利用される際には御注意下さい(実際に利用される際には、添付されている「readme.txt」やダウンロード元スレッド(下記Link)の確認、及び構成ファイルのバックアップ等を事前に行われる事をお勧め致します)。

「VMX Extras」はVMwareによるサポートフォーラムにて紹介されていますので、当該スレッドからzipアーカイブをダウンロードし、Mac OS X上にて展開します。展開されたフォルダにアプリケーションパッケージ(/VMX Extras 0.2007.07.04/VMX Extras.app)が含まれていますので、そのまま実行可能となります(必ずしも「/Applications/」に置く必要はありません。尚、IntelベースMacintosh専用となっていますので、PowerPCベースMacintoshでは動作しません)。

インターフェイスはタブで切り替え可能な2パネルにて構成されており、「Direct Edit」を通じて既存の項目の編集、及び新規項目の追加、「Preconfigured Options」を通じて潜在的に実装されている機能の制御等が各々可能となっています(潜在的に実装されている機能は「Direct Edit」において新規項目を追加し、追加された項目に直接構文を入力する事によっても制御可能)。

「VMX Extras」のインターフェイス

↑「VMX Extras」のインターフェイス。上記「Preconfigured Options」には、GUIでは制御する事ができない潜在的な機能のプリセットが提供されています(クリックで拡大します)

任意の仮想マシンにおいて、ビルトインの「VNC Server」を有効化する際の手順は以下の通りとなります。

  1. 仮想マシン、及び「VMware Fusion」が終了された状態を確認
  2. 「VMX Extras」を起動し、「File」>「Open...」を通じて編集対象の構成ファイル(.vmx)を選択(「.vmx」ファイルのドラッグアンドドロップには対応していますが、仮想マシンバンドルのドラッグアンドドロップには対応していません。仮想マシンバンドルはデフォルトで「~/Documents/Virtual Machines/」に属しており、コンテキストメニューを通じて「Show Package Contents」を実行する事により、内容を確認する事ができます)
  3. 「Preconfigured Options」>「VNC Server」において「VNC Server Enabled」を選択(「VNC Server」を有効化する事により、「RemoteDisplay.vnc.enabled」等、同機能の実装に必要な項目が構成ファイルに追加されます)
  4. 「Direct Edit」に移動
  5. 追加された項目中、「RemoteDisplay.vnc.port」において適切なポート番号を設定

※「VNC Server」を有効化する事により、構成ファイルに「RemoteDisplay.vnc.password」項目も追加されますが、「VMware Fusion 2.0」以降でパスワードを設定する際には、よりセキュアな「RemoteDisplay.vnc.key」を使用する事ができます(「RemoteDisplay.vnc.key」に関しては、こちらのドキュメントに概要等が示されています)。また、「VMX Extras」を用いて編集した構成ファイルにおける各項目はアルファベット順にソートされる事となり、予めコメント文が追加されていた際には(それらのコメント文は)除去される事となります。

「VMX Extras」における「Direct Edit」

↑「VMX Extras」における「Direct Edit」(クリックで拡大します)

「VNC Server」が有効化された仮想マシン上では、ゲストOSに対して別途VNCサーバをインストールする事なく、VNCクライアントを通じたリモートアクセスが可能となり、同機能とヘッドレスモードを組み合わせて利用する事により、活用範囲も広がるのではないかと思われます(「vmware-vmx」プロセスはroot権限で実行されているため、当該ユーザがログアウトした際にもバックグラウンドで動作し続ける事となり、各種リモートクライアントを通じたリモートアクセス等も可能となります)。その他にも「VMX Extras」では、「BIOS Delay」、或いはビルトインの「Paravirtualization(準仮想化)」等も制御可能となっています。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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