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「VMware Fusion 2.0」におけるヘッドレスモード

2008/08/25 14:41
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岸 大輔

「Mac OS X Trend Informations」では、Apple、Mac OS X、及び関連アプリケーション、テクノロジ(主に仮想化)等を中心とした各種の情報等をエントリしております。どうぞ宜しくお願い致します。
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VMwareによるMac OS Xベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Fusion」には、GUIでは制御する事ができない潜在的な機能が幾つか試験的に実装されていますが、その中でも今回は、VMM(Virtual Machine Manager、仮想マシンマネージャ)を伴わずしてバックグラウンドにて仮想マシンを動作可能とする「Headless(ヘッドレス)」モードを採り上げてみたいと思います。

今回採り上げていますヘッドレスモードは、現行GAリリースに相当する「1.1.3 Build 94249」においても利用可能となっていますが(UIが用意されていないため、ゲストOS起動後にVMM(VMware Fusion)のプロセスを強制的に終了させる必要があります)、開発過程にある次世代版「VMware Fusion 2.0」では、米国時間7月30日付にてリリースされた「Beta 2 Build 107508」の段階において(潜在的な機能の一つとして)メニューを通じた制御が可能となっています。

デフォルトでは用意されていない当該機能のインターフェイスをメニューに追加するためには、「Terminal」を通じて以下のコマンドを実行する必要があります。

  • defaults write com.vmware.fusion fluxCapacitor -bool YES

「View」メニューに「Enter Headless」項目が追加

↑コマンド実行後には、「View」メニューに「Enter Headless」項目が追加されます(クリックで拡大します)

ゲストOS動作時に上記「Enter Headless」項目を実行した際には「Unity」モード移行時と同様にプレースホルダが表示され、ヘッドレスモードへと移行される事となります。以下、ヘッドレスモード移行前、及び同モード移行後に「VMware Fusion」を終了させた際のMac OS X(ホストOS)におけるプロセスの状態です。

ヘッドレスモード移行前のプロセスの状態

↑ヘッドレスモード移行前(シングルウインドウモード)のプロセスの状態。「VMware Fusion」「vmware-vmx」両プロセスが何れもアクティブになっています(クリックで拡大します)

ヘッドレスモード移行後に「VMware Fusion」を終了させた際のプロセスの状態

↑ヘッドレスモード移行後に「VMware Fusion」を終了させた際のプロセスの状態。VMM(VMware Fusion)を伴わずして「vmware-vmx」のみが単独で稼働しています(クリックで拡大します)

上記の状態から再度「VMware Fusion」を起動した際には、バックグラウンドで動作しているゲストOSに自動的に再接続され、GUIを通じた各種の制御が可能となります(ヘッドレスモードが継続された状態で再接続される事となります)。

バックグラウンドで動作しているゲストOSに自動的に再接続

↑再度「VMware Fusion」を起動した際には、バックグラウンドで動作しているゲストOSに自動的に再接続される事となります(ヘッドレスモードが継続された状態で再接続)(クリックで拡大します)

尚、「vmware-vmx」プロセスはroot権限で実行されているため、当該ユーザがログアウトした際にもバックグラウンドで動作し続ける事となり、各種リモートクライアントを通じたリモートアクセス等も可能となります。

※「VMware Fusion」にはVer.1.xの段階よりビルトインのVNCサーバが実装されているため、同機能とヘッドレスモードを組み合わせて利用する事により、活用範囲も広がるのではないかと思われます。尚、ビルトインのVNCサーバは、ヘッドレスモードのインターフェイスや Paravirtualization(準仮想化)等と同様に、(現時点では)GUIでは制御する事ができない潜在的な機能として実装されているため、仮想マシンバンドルに含まれる構成ファイル(.vmx)を直接編集して利用する形となります(ヘッドレスモードは、Windows、Linuxベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Workstation」等においても利用可能となっています)。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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