Classic Mac OS時代より、Mac OS市場において安定した実績と信頼性を示しているシステムメンテナンスツール「DiskWarrior」に新バージョンがリリースされ、Universal Binary化が達成されています。現在Alsoftより、シングルユーザライセンス99.95ドル、アップグレードライセンス49.95ドルにて提供されており、同バージョンにおける主な特徴として以下の項目等が示されています。
- Universal Binary化
- 旧バージョン比で大幅な高速化を実現
- 無効なファイルアクセス権が修復可能に
- トラブル発生前に問題を発見するための、追加のファイルとフォルダのテスト一式を包含
- 破損した初期設定ファイル(.plist)が識別可能に
- ハードウェア障害を有するドライブから、より多くのデータが復旧可能に
- これまで以上の、より多くの問題の検出、及び修復を実現
- 「FileVault」が適用されたボリュームに対する修復、及び再構築が可能に
- 「case-sensitive」なファイル、フォルダ名(英大文字/小文字を識別)の完全サポート
- B-tree属性に対する修復、及び再構築が可能に
- アクセスコントロールリスト(ACLs)が修復可能に
- And many others...
約3年半振りのメジャーアップグレードとなるだけに、多岐に渡る機能強化とパフォーマンス改善等が施されているようです。case-sensitiveのサポートは「HFSX」対応を意味するのではないかと思われる他、何といってもUniversal Binary化が最大の特徴となりそうですね。私自身、Universal Binary化を最も待望していたアプリケーションであり、個人的な見解ではありますが、今後も「DiskWarrior」の存在がMac OSの信頼性に多大な貢献を果たしてくれるものと信じております。
尚、日本市場における小売販売を担当している亘香通商社より、2007年2月における「ディスクウォーリア 4.0 日本語版」のリリース予定も告知されています。