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震災後のIT業界の時流を知る!次の一手を間違えないために

2011/04/06 15:00
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プロフィール

長島 淳治

年商30億円未満の元気の無いソフトハウスの経営者、経営幹部、リーダーそして現場で頑張っている全ての関係者が 今の下請け稼業から新たなステージに飛び立とうと考えた時に読んで欲しいブログです。 主にマーケティングとセールスを中心に発信していきます。中でも今の時代に求められているセミナーを活用した有効な販売戦術:セミナーマーケティング活用法の詳細な解説も展開していきます。
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拝啓 平素は格別のご高配を賜り心より御礼申し上げます。 


今般発生した東北地方太平洋沖地震により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早く皆様が心安らかな日々を迎えられることをお祈り申しあげます。


  


 震災により激変する経営環境への迅速な対応が求められるなか、当社の果たすべき使命は、被災地の復興活動に充分配慮のうえで、本業である経営コンサルティング活動を通じ、各企業様を全力でご支援させていただくことであると決断いたしました。


 


ここにその一環としてのご案内を送付させて頂きます。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。


 


敬具



■マクロに変化している価値観


震災後から、ブログを中々再開できずにここまで来ました。世の中の価値観が大きく変わっている今、何を発信すべきかを考えていました。正しい答えは分かりません。ただ、このブログでは常に業界の方向性を発信してきました。そういう意味では、今だからこそ求められる業界の方向性を書くべきだと考え、本日より再開します。


『これからITのニーズはどうなるんだろう?』
『お客様の投資に対する考え方は変わったんだろうか?』
『震災後にやって来る未来は、果たしてどうなんだろうか?』


様々な思いが経営者の胸に去来していると思います。それでは今後、IT業界はどうなっていくんでしょうか?既に一部の識者が発信していますが、根本的な価値観が変わります。これは業界というミクロな視点ではなく、日本全体というマクロな視点で起きる変化です。


【今だけ、自分だけ、お金だけ】 ⇒ 【明日のため、皆のため、役立つため】
【独占が善である】 ⇒ 【協調し、一体化する事が善である】
【一部の人間だけが知れば良い】 ⇒ 【全ての人に真実が伝えられる】


誰かのために、お互いが協力し、秘密なしに正攻法で付き合っていく。こうした考え方がこれからの心理の前提になるのでは無いでしょうか?つまり、相手を騙したり、情報を隠したり、自分だけが儲かったり、そういうビジネスが基本のマーケットは、確実に廃れていきます。震災によって価値観が変わること。それも急激な変化が起きたこと。これは紛れも無い事実です。


■IT業界に影響を与える外部環境要因


何社かの方とお話をしていますが、やはり震災によってIT業界も大きな変化を余儀なくされそうです。今回の件で、数十兆にも渡る経済的な損失が発生しています。今後は物資の供給不足も明らかになるでしょう。資源価格は震災と無関係に高騰しており、復興の局面に入りますと、需給のバランス的に恐らく供給不足となります。資材関連の価格は高騰し、日本全体としてインフレになります。(食料や衣料品も輸入品を中心にインフレとなります。基本的に消耗品がビジネスの中心にある企業は、非常に厳しくなるでしょう。


また、BCP対策として集中から分散配置の流れが確実になるでしょう。データ関連の保守性を考えると、集中するよりも分散し、リスクを回避する方が重要になります。既に夏場の計画停電の影響を考え、首都圏から本社機能や物流機能をその他の電力会社の地域に動かそうと考えている企業も多くなっています。システムはデータも業務も集中する事で効率化を図り、生産性を上げてきました。これからそうした考え方が変わってきます。


また、計画停電やインフレによるコスト増から、新しいトレンドが見えてきます。それは【本当の意味でのペーパレス化】です。その為にタブレット型モバイル端末を含むスマートフォンの業務利用やクラウド型のシステムは加速度的に浸透していくでしょう。こうした流れから、IT業界のキーワードは次のようになるでしょう。


 【いつでも、どこでも】
 【安心・安全】
 【消費しない】


クラウドやスマートフォンでは、セキュリティのリスクが常に言われています。しかし、時代の要請と共に、一気に解決していくでしょう。自社がどういったポジションを獲っていくのか。しっかりと考える必要があります。単にクラウドやスマートフォンは流行ではありません。時代の変化や今後起きうる未来に対する必要な投資となります。ビジネスコンセプトやそれに向けての品揃えを徹底し、準備し、早々に仕掛けをしていく必要があります。


今回は長文となりましたが、今はまだまだ自粛モードが強く、派手なイベントは敬遠されがちです。しかし、東日本で縮小していく経済規模は、西日本で解消しなければ、日本の経済は沈みます。既に法人税収は更に厳しくなり、震災増税も容易くはいかない。国債発行も限界に近付いている現状では、やはり必要な投資を行い、経済を回していく事が求められます。無駄なお金を使う必要はありません。IT企業は顧客が今、何を欲しているのかを徹底的に知る必要があります。そして、必要なソリューションを提供していく必要があります。自社が売りたいソリューションではなく、お客様が必要としている解決策。いよいよIT業界も選別の時代に突入しました。


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※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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