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国内IT投資は厳しい情勢・・・その根本原因とは何か?

2011/02/25 10:30
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長島 淳治

年商30億円未満の元気の無いソフトハウスの経営者、経営幹部、リーダーそして現場で頑張っている全ての関係者が 今の下請け稼業から新たなステージに飛び立とうと考えた時に読んで欲しいブログです。 主にマーケティングとセールスを中心に発信していきます。中でも今の時代に求められているセミナーを活用した有効な販売戦術:セミナーマーケティング活用法の詳細な解説も展開していきます。
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顧客の購買心理の変化に追いつけるか・・・


第4四半期の状況が、大手SI企業で芳しくないという記事を目にしました。国内の投資抑制傾向は顕著であり、非常に厳しい状態が続いているようです。2011年は経済指標(株価等)は比較的よくなる可能性があり、設備投資需要も回復傾向になると考えています。しかし、IT投資で考えると、大きな時流の変化の中で、単純回復とはいかないようです。


一つ目の変化は所有から利用への価値観の動き。使う事を前提に考えると、求める物は効果です。IT業界で事例と言えば、導入事例でした。導入の経緯やシステム改変を決めた要素。担当者の導入までの苦労話がメインです。カットオーバー後は保守としての簡便性は表現しても、定量的な変化を語っている事例にはほとんどお目にかかりませんでした。ところが、導入事例では顧客は動かなくなります。これからは【効果事例】が前提の時代になります。


各社の決算が振るわない要素の一つに、クラウドモデルの台頭があります。これは価格破壊を助長し、開発する事で対価も頂くビジネスモデルを崩壊に導きます。プライベートクラウドやコミュニティクラウドといった、パブリックとは異なる価格体系のクラウドモデルの浸透を図ろうとしていますが、難しいでしょう。


ただし、顧客の価値観も単に価格が安いからという視点では動かなくなります。利用価値を向上させる事を考えるとすれば、安いから買うのではなく、効果を最大化できる投資だから実行するという感覚に変わっていくでしょう。今後、ますますこうした購買要素がクローズアップされると考えると、2011年に入っても、大手SI企業の苦戦は続くかもしれません。人月単価でビジネスを展開している以上、人を多く抱える事がビジネスの起点となっていました。まだこのビジネスモデルに代わる新しいモデルで成功している企業が出てきていません。しかし、ここ数年で必ず台頭してきます。新しい時代に向けて、業界地図を塗り替える新たな発想が求められています。(メールマガジン【ソフトハウスのための幸福経営論】発刊中!)

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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