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IT業界が初めて体験する市場規模縮小とその対応策・・・

2009/02/02 17:35
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プロフィール

長島 淳治

年商30億円未満の元気の無いソフトハウスの経営者、経営幹部、リーダーそして現場で頑張っている全ての関係者が 今の下請け稼業から新たなステージに飛び立とうと考えた時に読んで欲しいブログです。 主にマーケティングとセールスを中心に発信していきます。中でも今の時代に求められているセミナーを活用した有効な販売戦術:セミナーマーケティング活用法の詳細な解説も展開していきます。
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これから来るダウントレンドの波・・・

 大手企業の四半期決算及び年間の着地見込みが続々と発表されています。ほとんどのケースで、大手と呼ばれるメーカー系のSI企業の厳しい現状が表出しています。しかし、内容を見ていくとシステム関連については現状は堅調な業績のようです。一般的にはシステムの領域は景気の冷え込みが1年遅れでやって来ると言われています。実はシステム関連の需要の落ち込みは、これからが本格化してくると予想されています。
 現場に近い所で支援をしている私から見ても、確かに4月以降の契約更新のタイミングで業界にとって大きな変化を迫られる事になりそうな気がしています。支援先の社長から聞く話からは、相当に冷え込んでいるマーケットの現状がよく見えてきます。下請け常駐派遣のビジネスモデルを行っている中小ソフトハウスにとっては、更に難しい選択を迫られる事になりそうです。これは、何度かこのブログでもお話している通り、決して景気の悪化だけの問題ではなく、ライフサイクルが進んだ事によって、顧客の購買心理に変化が起きているのです。

 2000年のITバブル崩壊から昨年までで市場規模は、8年間で約4兆円の成長を遂げてきました。苦境を感じながらも実は成長しているセクターもあり、市場規模は膨らんでいました。しかし、今年は難しそうです。GDPも四半期で見れば二桁マイナスを記録しており、内需は縮小均衡に入りました。人口減少社会であり、労働者も毎年減少している国内については、どちらにしても非常に難しい舵取りが必要になりそうです。
 実は、業界にとっては初めて体験する市場減少であり、どんな未来が待っているかは誰にも正確な予測は出来ません。しかし、本当の意味で価値を提供している会社でなければ、これからは業績を改善する事はできないと思います。

大手企業も本格的に価値ある企業に目を向け始めた!

 大手企業の流れも大きく変わってきています。コスト削減と称して力のある中堅・中小企業との取引を考え始めている企業が出て来ました。私のご支援先でも、実際に数社、こうした大手からの声掛けを頂いている企業があります。こうした流れは、これから更に本格化していくと考えられます。コスト削減という発想から、どんな企業も今の取引先を見直す流れを加速させています。大手企業は【ブランド】という強みを活かし、大型のシステム開発を長期間に大量の人員で実施するというビジネスモデルでした。しかし、これからはこうした流れが一気に変わります。

 これからは何をやっている会社なのか、そこが非常に大切になります。コスト削減の流れから、大型のIT投資は控えるようになります。必要最低限の投資を、品質高く、なるべく安価に提供してくれる企業を探します。大手企業の保証が必要なリスクの高いシステム開発は減少傾向に入るでしょう。すると、お客様は何を見るのでしょうか?それは本当にその会社が提供する商品やサービスの価値、それも費用対価値を見るようになります。当たり前の結論ですが、そうした事を真剣に考える企業が少ない業界であったことも、また事実だと思います。

 私は商品軸やテーマ軸も含めて、属性細分化の流れが加速すると考えています。そうした流れの中で、今後は本気で誰に何を提供するかを明確にしていく必要があります。そして本当のどんな効果があるのかを討議することが大切になります。本気で今の会社の価値(=お客様から見た価)を考えてみて下さい。何を磨くべきか、何を長所と考えるのか。それが大切な時流に入ります。(メールマガジン【ソフトハウスのための幸福経営論】発刊中!)

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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