お使いのブラウザは最新版ではありません。最新のブラウザでご覧ください。

CNET Japan ブログ

2009年 IT市場変化の年はこんな事を意識すべきです・・

2009/01/13 09:22
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

プロフィール

長島 淳治

年商30億円未満の元気の無いソフトハウスの経営者、経営幹部、リーダーそして現場で頑張っている全ての関係者が 今の下請け稼業から新たなステージに飛び立とうと考えた時に読んで欲しいブログです。 主にマーケティングとセールスを中心に発信していきます。中でも今の時代に求められているセミナーを活用した有効な販売戦術:セミナーマーケティング活用法の詳細な解説も展開していきます。
ブログ管理

最近のエントリー

変化が起きる国内IT市場

 IDC Japanが2009年の国内IT市場についての10大予測を発表しました。私が昨年から、このブログで発信している内容とほとんど同じであり、時流に意識を向けていれば、同じ結論になると分かりました。ここでお話をしたいのは、予測がIDCと同じである、という事ではありません。こうした市場予測を受けて意識すべき事は、2009年は当たり前に変化が起きる時代であるという事実です。その変化を前提とするという事は、つまり過去(昨年まで)の成功体験を一度捨てることが大切だと言う事です。

 例えば、多重階層による下請け人月単価ビジネスが中小ソフトハウスの主流ビジネスだとすると、そうした常識を否定するところからスタートしなければいけません。また、本質的にどうしてこういったビジネスモデルが主流となったのかを知ることが重要です。これは大規模で複雑化し、短納期を求められる開発業務に対して、人に依存した非効率な開発モデルを適用していたので、圧倒的に人という資源が必要だったのです。大量の人材を投下し、納期までに終了させる事が優良なビジネスだと考えられてきました。しかし、これからは大きく変わります。大規模なシステム開発の数は今よりも激減します。また複雑なシステム=専門家の占有領域なのですが、こうしたシステムは敬遠されます。短納期というのは変わりませんが、あくまでも小規模開発が主体となります。これらの変化は、景気の悪化が引き金を引く形で起こるのです。

時流適応が企業活動の本質・・・

 また、開発という観点においても思考の転換が必要になります。お客様の業務システムを納品する事を本分としている企業であれば、より効率的な開発モデルを考えるべきです。その為には以下のポイントが重要になります。

  1.自社が集中すべき開発領域を狭く深く特定する
  2.その開発を効率的に行う為のツール等、環境を整備する
  3.低単価で価格優勢を確保する
  4.ツール等により生産効率を1.5倍から2倍に引き上げる
  5.マーケットに強みを分かるように発信する

 お客様の低単価で部分改修ニーズを捉える為には、こうした発想を持つことが大切です。思い切って専門領域を特定し、その専門部隊と環境を整備することポイントです。出来れば、入社2〜3年の若手の人材で回せるモデルを考える事が重要になります。
 それでは、新しい技術を求めて、イノベーションから世界を変えたいと考えている技術者をどうするのか。これは昨年に書いたブログの通りですが、研究開発部隊をSI企業は持つ必要があります。それも医薬の様に自社で独占する特許型のビジネスではなく、そうした技術者を有機的に結合させる事が大切です。つまり他社との緩やかな連携です。これからのマーケットは公開型で共生モデルが伸びると考えています。素晴らしい能力を持った技術者集団の知恵を全ての会社で共有することを進めていくことが、最終的に選ばれる会社になる方法だと考えています。

 2009年は誰もが分かる変化と混乱の時代です。それにどの様に適用するのか。私が今日話している予想は、単なる私の時流から予測できる未来でしかありません。それぞれの現場にリアルがあり、そのリアルから予測できる未来が必ずあります。否定する事無く受け入れ、変化を前提に発想していく事が、これからの時代に輝くためのポイントだと考えています。(メールマガジン【ソフトハウスのための幸福経営論】発刊中!)

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
運営事務局に問題を報告

最新ブログエントリー