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CNET Japan ブログ

優秀な技術者と会社のレベル

2008/08/26 10:06
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プロフィール

長島 淳治

年商30億円未満の元気の無いソフトハウスの経営者、経営幹部、リーダーそして現場で頑張っている全ての関係者が 今の下請け稼業から新たなステージに飛び立とうと考えた時に読んで欲しいブログです。 主にマーケティングとセールスを中心に発信していきます。中でも今の時代に求められているセミナーを活用した有効な販売戦術:セミナーマーケティング活用法の詳細な解説も展開していきます。
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 最近、インドや中国の優秀な技術者を国内のソフト会社やエンドユーザー向けに派遣しようと考えている会社の話を立て続けに聞く機会がありました。国内において、多くのITサービス産業の経営者が考えている課題の一つに、高度人財の不足があるようです。そうした企業のニーズを受けて、こうしたビジネスが少しずつ形になっているようです。私のご支援先のお客様でも、インドの技術者のニーズが出てきているようです。絶対的な人口の違いと国策としての技術者の育成によって、確かにその人数で言えば国内の技術者を凌駕する高度人財がいるのは事実です。しかし、私はこうした流れは中々定着するまでに時間がかかると考えています。

 これは経営の世界でよく言われる事ですが、『企業には経営者(中堅クラスになれば幹部層)以上に高いレベルの人材は入社しない。入社しても定着しない』という不文律があります。つまり会社にはレベルがあり、そのレベルを創っているのは経営トップなのです。こうした現状をしっかりと理解していなければ、どんなに優秀な人材を獲得できる機会があったとしても、それは結果的に投資にはならずにコストになってしまいます。その人が優秀であればあるほど、その会社のレベルがそれ相応でなければ、会社を見限るか馬鹿にしてしまい、会社全体の雰囲気に波及します。

 さらに、高度な人材が必要なプロジェクトがあったとして、そのインドの技術者であれば対応できる仕事だった場合、もしもトラブルやその技術者が辞めてしまった場合、その埋め合わせを誰がするのでしょうか?プロジェクト管理でトラブルの原因となっているのは、要件が決められずに膨らんでしまい、収拾が出来なくなってしまうというケースが非常に多いものです。こうしたプロジェクト管理リスクに対して、優秀な人材に依存した仕組みでは対応できないという事になります。結果的に、企業には成長のステップがあり、そのステップに応じて人材が集まり、そうした人材を駆使して自社の優位性を築く事が重要になります。確かに、高度人財不足を叫ぶ経営者が多いのは事実ですが、それよりも先に、自社のレベルはそうした技術者を定着させる事が出来るのかを真剣に討議する必要があると考えています。(メールマガジン【ソフトハウスのための幸福経営論】発刊中!)

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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