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M&A 大型案件凍結 中小ソフトハウスの経営者が意識すべきこと

2008/08/19 15:02
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長島 淳治

年商30億円未満の元気の無いソフトハウスの経営者、経営幹部、リーダーそして現場で頑張っている全ての関係者が 今の下請け稼業から新たなステージに飛び立とうと考えた時に読んで欲しいブログです。 主にマーケティングとセールスを中心に発信していきます。中でも今の時代に求められているセミナーを活用した有効な販売戦術:セミナーマーケティング活用法の詳細な解説も展開していきます。
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 ここに来て、再びM&Aのニーズが高まっています。あるコンサルティング会社の主催するM&A関連にセミナーに100名近いソフト会社の経営者が集まったという話も聞いています。また、船井総研でも最近、単なる業績アップではなく、将来の不安を払拭する様な新規授業や新たな展開についての相談ニーズが高まっているようです。こうした動きは、今年に入ってから急激に高まり始めました。経営者が不安の心理に支配され、何をすれば良いのかという答えを探す状態になっています。

 この業界は2000年のITバブル崩壊以降も順調に市場規模を伸ばしてきました。現在、ゲームソフト分野を除くと約10兆円の市場規模があります。統計で分かっているだけで1万6千社の企業があり、年商3億円以下の企業86%程度を占めています。2007年度の業績ランキングでも、多少のブレは生じているものの、概ね堅調な業績を示している企業が大半でした。ところが、今年に入って突然に向かい風を感じて翻弄されている経営者が多く出てきました。名古屋景気の減速感、大型プロジェクトの凍結、金融関連プロジェクトの終息感。こうした動きが確実に経営者の感覚を狂わせています。これまでの成功パターンが使えなくなっている時代。経営者が自分なりの答えを自らの力で導き出す時代。混乱の時代とは正に不安心理との戦いであり、その状態から何を掴むかが重要です。

 実際にM&Aの要望が強いのは年輩の経営者です。既に60歳を超えて、どれほど働けたとしても10年以内と感じており、後継者に道を譲りたいと考えているが、後継者が見つからないという経営者が多くいます。そうした経営者に未来を創造して、社員の為に素晴らしい会社を作りましょう!とお話しても、心には響きません。自分の将来を考え、事業売却というEXITを念頭に入れる経営者が増えるのは自然な事かもしれません。しかし、どんな打ち手も必ず戦略が必要です。単に会社を売れれば良いと考える創業社長は相当にレベルが低く、将来的な事も含めて、自分の生み出した会社を永続させたいという思いから、M&Aも真剣に議論すべきなのです。

 路頭に迷い、不安の心理に支配され、他者からの安易な言葉に乗って事業を売却しても、結果的に後悔の念を持つことになります。どんな時にでも経営者としての確固たる軸が必要です。即断即決は経営者としての能力ですが、これからの時代は1テンポ、考える力を持つ必要があると思います。(メールマガジン【ソフトハウスのための幸福経営論】発刊中!)

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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