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SaaSの次はPaaS?これからの経営は時流適応型!

2008/07/15 13:27
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プロフィール

長島 淳治

年商30億円未満の元気の無いソフトハウスの経営者、経営幹部、リーダーそして現場で頑張っている全ての関係者が 今の下請け稼業から新たなステージに飛び立とうと考えた時に読んで欲しいブログです。 主にマーケティングとセールスを中心に発信していきます。中でも今の時代に求められているセミナーを活用した有効な販売戦術:セミナーマーケティング活用法の詳細な解説も展開していきます。
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 SaaSn引き続き、PaaSが少しずつ注目を集めています。既に色々な記事が投稿されていますが、一様にSI企業に対するピンチを煽っています。確かに、SaaSビジネスはパッケージビジネスの代替としての位置づけも強く、往年のオーダーメイド文化が色濃く残っている企業にとっては選択肢とならない可能性も高かったのです。しかし、PaaSとなれば話は別です。クラウドコンピューティングの最終形かもしれませんが、プラットフォームを提供し、そこで複雑なカスタマイズが展開できるというSIの領域に深く切り込んだサービスとなります。SaaSでも簡単なカスタマイズは可能であり、ASPよりも利用幅が拡大しました。しかし、PaaSはSI企業が守ってきた領域を大きく侵食する可能性があります。プロジェクト価格が下がり続けている現状にあって、更にその影響範囲が縮小されるこうしたサービスモデルは、イニシャルもランニングも含めて、トータル案件価格を下げる要因となります。

 日本は今後、縮小均衡型のマーケットに突入します。つまりITサービス産業の市場規模も今をピークとしてダウントレンドに突入する可能性があります。こうした時流の中で、更にお客様の平均プロジェクト価格が低下してしまうサービスが伸長してくると、大手SI企業は国内だけで経営基盤を作る事が難しくなります。それでは中小企業のチャンスなのでしょうか?恐らくチャンスの芽は確実に大きくなると思います。しかし、多くの中小ソフトハウスが大手SI企業へ依存している現状の下請け構造の中では、共倒れはしてもチャンスにはならないと思います。

 PaaSはプラットフォームを提供するサービスであり、業務ノウハウを持った技術者を抱えている企業が勝利すると書いている記事を読みました。だから、中小企業にチャンスがあるんだとその記事には書かれていました。何せ下請け企業が実装しているのだから、大手元請け企業は何も出来ないでしょうt、というロジックでした。しかし、実情は少し異なります。今の下請け企業に元請け企業が望んでいる事は、技術者の頭ではなく手足です。つまり、設計書が読め、その通りにプログラミングできる技術者が欲しいのです。業務ノウハウを蓄積し、要件定義や設計書レベルから積極的に関れるSEを必要とはしていないのです。多くの下請け企業は、それが分かっているので未経験者も含めてとにかく人を投入しようと考えます。こうしたビジネスの展開では、業務ノウハウを会社のために蓄積しようと言う技術者は増えません。結果的に業務ノウハウをしっかりと持ったスペシャリストが育ちません。

 これからはチャンスの時代になります。しかし、誰に対して商売をするのか。自社が何で一番になるのか。その為に、どんな戦略を構築するのか。それが理解出来ていない中小ソフトハウスは大手企業と同じように時代の波に流されていく事になります。まずは時流を理解し、どんな能力を磨いていくのか。しっかりと決めることが大切です。(メールマガジン【ソフトハウスのための幸福経営論】)

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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