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日本のシステム開発中心のIT企業が目指す未来予想図(IPAの対談から感じたこと)

2008/06/02 09:23
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プロフィール

長島 淳治

年商30億円未満の元気の無いソフトハウスの経営者、経営幹部、リーダーそして現場で頑張っている全ての関係者が 今の下請け稼業から新たなステージに飛び立とうと考えた時に読んで欲しいブログです。 主にマーケティングとセールスを中心に発信していきます。中でも今の時代に求められているセミナーを活用した有効な販売戦術:セミナーマーケティング活用法の詳細な解説も展開していきます。
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 本日2本目の記事です。どうしても書きたくなったので書きます。IPAで恒例の学生とIT企業経営者との公開対談が開催されました。これは昨年もネット上で話題になり、経営者が開発現場の事を理解していない、技術者のリアルを知らないという批判を招いた対談でした。今年もまた、その溝が深まったのではないかと感じる内容となっていました。対談の内容等は(http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080530/305172/)の日経の記事に掲載されているので、確認して頂ければと思います。私はこの記事を読んでいて、正に今の多重下請け、受託中心のビジネスによる弊害が如実に表れていると感じました。昨年よりも経営層が学生に期待する内容が変わってきましたが、やはり技術だけでは今後、生き残ることは出来ない。業務ノウハウ等、新たなスキルが必要なんだと話していると感じました。これは学生時代に技術を高めた人にとっては受け入れられません。また、まずはどんな仕事でも嫌がらずに、一生懸命に働きなさいというメッセージが、やや丁稚奉公を肯定するように捉えられていたのは勿体無いと感じましたが、これも時代の変化が影響を与えています。

 私が描く未来予想図は、このブログでも公開していますので、お読み頂いている皆様にはお分かりかもしれません。まずは技術者はやはり技術を高める集団として、その知を結集する必要があります。これは私の考えですが、恐らく各IT企業が研究開発組織を持つことになると思います。ただし、自社だけでそれを解決するのではなく、その各社の研究開発チームがテーマごとに他社とも緩やかな連携をしていく、そんなオープンソース的な発想を取り入れた会社が競争優位を築けると思います。

 私は今後、営業スタイルが大きく変わると予測しています。ここでは恐らく、この経営者が話す業務ノウハウや経営者としての視点に重点が置かれると思います。顧客の要望を整理し、そこで明らかになった課題を研究開発チームが生み出したソリューションや他社の商品を組み合わせて提供する、これが営業モデルとして確立すると感じています。IT企業はキャッシュポイントをコンサルティングやアウトソーシングのようなサービスに移し、開発やパッケージはより安価にする、そうした未来図がIT企業の将来だと感じます。

 恐らく研究開発部門のメンバーになるにしても、顧客というものの実感値は必要になります。最初の2年や3年は他部署をローテーションで周り、多くの経験を積むことは重要だと思います。私は今学生として学んでいる技術も35歳以上になってもスペシャリストでいたいと考える人材もすべてが活かせる形が存在すると思います。今の業界はそれを許してはくれませんが、水面下ではそうした活動を視野に入れた新しい会社が出来上がっているのではないか、そんな気がしています。(メールマガジン【ソフトハウスのための幸福経営論】発刊中)

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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