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中小ソフトハウスにとってのチャンスの定義

2008/06/02 08:37
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プロフィール

長島 淳治

年商30億円未満の元気の無いソフトハウスの経営者、経営幹部、リーダーそして現場で頑張っている全ての関係者が 今の下請け稼業から新たなステージに飛び立とうと考えた時に読んで欲しいブログです。 主にマーケティングとセールスを中心に発信していきます。中でも今の時代に求められているセミナーを活用した有効な販売戦術:セミナーマーケティング活用法の詳細な解説も展開していきます。
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 中小企業の経営者の経営相談に乗っていると、度々チャンスという言葉に出会います。しかし、ここで言うチャンスとは、本当の意味でのチャンスではありません。例えば、やはりこの業界でもその集積地や中心地は東京です。大阪や名古屋の会社であっても、東京にマーケットがあると信じて拠点を展開します。確かに、東京には地方には無い程、仕事の量はあるかもしれません。ところが、それと同じく競合他社もたくさん存在します。地方では売れる商材も東京では競合比較をされ、当たり前の商品となっているものもあります。つまり、中小企業の経営者にとって、何でも良いから仕事のある状態をチャンスと話しているケースが非常に多い事に気付きました。

 会社には実現したい思いがあります。起業当初は経営者の個人の欲求を満たすことがポイントになりました。何とか自分が金持ちになって楽になりたい、という当然の欲求からスタートします。しかし、このままの状態であれば、恐らく社員数がせいぜい30名〜40名。それ以上は会社を成長させられません。そこで、社会的意義というか、経営理念と呼ばれる経営者の夢や価値観を定義したメッセージが作られます。本来的には、そうした価値観を具現化させる為には会社の事業は存在します。つまり、事業戦略は経営理念に従うのです。

 ところが、この定義が非常に曖昧な会社が多く、会社の理念と事業戦略が全くリンクしていないケースが散見されます。実は、こうした会社の価値観を実現させる為に拠点戦略もあるのです。案件を獲得することも、会社の思いを具現化させる手段でしかないのです。だからこそ、東京に行けばチャンスがある。内部統制関連に商機がある。あれをやれば、これがあればと言う経営スタイルでは、これからの混乱期にチャンスにまみれて身動きが取れなくなる可能性も高くなるのです。

 それがチャンスであるかどうか、それは個々の会社が目指すべき方向性に対して決定されます。だから、他社がチャンスと捉えていることがピンチでも構わないですし、他社が見向きもしない分野にチャンスを見出すこともあるのです。仕事のある状態がチャンスではありません。自社の価値観を具現化できる顧客や案件に出会えることがチャンスなのです。その事をしっかりと認識し、経営の舵取りをしていく必要があります。また、そうした視点でマーケットを見渡すと、本当にチャンスの芽が広がっていることに気が付きます。(メールマガジン【ソフトハウスのための幸福経営論】発刊中)

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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