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これからのSI及びソフトハウスが目指す経営方法とは・・・

2008/05/12 10:30
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プロフィール

長島 淳治

年商30億円未満の元気の無いソフトハウスの経営者、経営幹部、リーダーそして現場で頑張っている全ての関係者が 今の下請け稼業から新たなステージに飛び立とうと考えた時に読んで欲しいブログです。 主にマーケティングとセールスを中心に発信していきます。中でも今の時代に求められているセミナーを活用した有効な販売戦術:セミナーマーケティング活用法の詳細な解説も展開していきます。
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 ある発明家であり経営者という方の講演テープをきいています。その中でフロー理論と呼ばれる【物事に熱中し、集中する状態】に入る心理学的コツの話がありました。フロー状態に入るとその事に熱中し、目的に辿り着く為の運が不思議と向上し、あるべき姿に落ち着いていいくというのです。この感覚は、恐らく技術者であれば感じる瞬間があるのかもしれません。私も提案書の作成や執筆活動をする際に、もしかしたらこういった状態に瞬間的に入っている事があるかもしれません。しかし、このフロー状態は目的を達成するまで継続されるものであり、瞬間的な力ではないようです。

 そのためコツは幾つかあるのですが、環境条件として【自由闊達】で【愉快】である事が挙げられていました。また、集中する為の目的は必要なのですが、それが外部から与えられる刺激(金銭欲や出世欲等)と直結しているとその状態にはなれないと話していました。心理学の話なので、私自身もさらに勉強を重ねたいと思いますが、この話を聞いていて、今の技術者の職場環境が如何にフロー状態と間逆な発想になっているのかを感じました。

 私の外部メンターからお聞きする優れた会社は、そう言えばこのフロー状態を維持しています。企業経営に当てはめると、まず間違いなく【理念】が必須となります。これは外的刺激ではなく、経営者の内発的な欲求から生まれる大いなる夢である必要があります。そして、その状態を保つ為に自由闊達で愉快な職場環境が必要となります。全員が自分の個人的な欲求ではなく、会社の理念に共感して自分の目の前の仕事に取り組む会社、こういった会社は絶対に強いと思います。今のソフト会社が社員に提供している環境、それは正しくフロー状態を阻害する罠に満ち溢れています。生産性が評価基準と直結し、キャリアという名の給与の上限で社員が引き抜かれます。職場には自由闊達な雰囲気は無く、ただただ納期通りにプロジェクトをこなしていく技術者が閉じ込められています。そこには愉快さもなく、精神的に病んでいく人も少なくない・・・・。

 私は技術者集団であるSI企業やソフトハウスこそ、これからの時代の主人公だと感じています。その為に、会社は常に自由闊達で愉快な職場を目指す必要があります。経営者は夢を真剣に考え、社員に常に発信し共感を得る必要があります。そうした目的と環境が揃ったとき、フロー状態が形成され、本当の意味で素晴らしい会社となっていくと思います。オープンソースコミュニティやグーグルが到達している環境、それは正にフロー理論に基づく経営だと感じます。そしてその効果は証明されています。経営のあり方が変わるかもしれないと常に感じていましたが、正にこれから大きな変革期を迎えます。その時の一つの解決策が、もしかしたらフロー経営かもしれないと感じました。(メールマガジン【ソフトハウスのための幸福経営論】発刊中)

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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