お使いのブラウザは最新版ではありません。最新のブラウザでご覧ください。

CNET Japan ブログ

年商10億円未満のソフトハウスが直面している現実・・・

2007/11/02 10:20
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

プロフィール

長島 淳治

年商30億円未満の元気の無いソフトハウスの経営者、経営幹部、リーダーそして現場で頑張っている全ての関係者が 今の下請け稼業から新たなステージに飛び立とうと考えた時に読んで欲しいブログです。 主にマーケティングとセールスを中心に発信していきます。中でも今の時代に求められているセミナーを活用した有効な販売戦術:セミナーマーケティング活用法の詳細な解説も展開していきます。
ブログ管理

最近のエントリー

 私は船井総合研究所という会社で年商30億円未満の下請け中心のソフトハウスを専門に経営者を元気にする現場支援を行っています。以前からこのブログにも書いてきたのでご存知の方も多いと思います。このブログそのものがリニューアルという事で改めて自己紹介と問題提起をさせて頂きます。

 よく識者の方がIT業界と話をされます。昨今のニュー3Kや7Kについても同じくIT業界と呼ばれます。しかし、このIT業界はどんでもなく幅広な業界なのです。私はシステム開発を生業とする企業を支援していますが、ここにも業務系・組み込み系という分け方やSI企業とソフトハウス(ITサービス会社)という棲み分け等、多岐に渡ります。私自身は明確に自分のお客様となり得る企業を明確に決めていますが、それだけ業界と呼ばれる中に多様な分け方が存在します。
  業界の構造として、あるデータ調査会社の調べた所によると、ソフト会社と呼ばれる会社は全国に約16,000社程度存在します。その内、約85%が年商10億円未満の企業です。私のご支援先でも圧倒的にこのゾーンのお客様が多いのが実情です。こういった企業は、当然ながら華やかなイメージとは程遠い泥臭い仕事をしています。業界関係者であればご存知だと思いますが、この業界は一部のSI企業と呼ばれる企業群とその他の開発を主体とした技術者出身企業とで多段の受注構造を形成しています。これは開発のボリュームが膨らみ、システムが複雑化すると共に肥大化してきました。ところが、システムに対する投資対効果に導入企業側も疑問を持つ様になってきました。ライフサイクル的にも業務システム分野は大きく見ると衰退期に入っています。価格の主導権が徐々にユーザー側に移行し、これまでの様な高額なシステム受注が困難となってきました。
  その上、昨今の偽装請負問題や個人情報保護法から端を発した再々委託禁止の問題で、この安定していた多段の受注構造に変化が出てきました。システム開発のトラブルも基本的には多くなり過ぎた外注に対する社内での管理不足能力の限界もその要因の一つとなっていました。

  今の大手SI企業の戦略は明快です。まずは自社に人をある程度抱えて、外注リスクを低減させています。またM&Aにより人とノウハウを吸収する動きも活発化しています。更に外注口座を削減する為に取引先企業の厳正な審査と新規口座開設障壁を高める動きをしています。これは、法的リスクも含めて自社での管理リスクを絞り込んだ外注に委託する動きです。内製化して粗利率を高め、外注に管理リスクを丸投げする事で、大手企業は生き残りをかけています。

  さて、私が専門としている年商10億円未満のソフトハウスは、この外部環境の圧倒的な変化に戸惑いを隠せません。これまでは大手SI企業の受注案件の一部が流れてくるのを持つという受身の営業をしていました。それなりの価格で委託されていたので、経営上なんの問題もありませんでした。ところが、受注環境の変化によりコストダウンを迫られる様になりました。若手の採用で価格の弾力性を保ち、何とか利益を確保してきました。しかし、その限度を超えた値引き要求を受けるようになりました。また持ち帰り仕事は圧倒的に減り技術者を常駐で派遣する開発がメインとなりました。しかし、外部環境はその状態をも許さなくなってきました。オフショア・ニアショア等による価格破壊でPGレベルの開発者の人月単価は40万円程度まで低下しています。経営の危機です。そして、ニュー3Kによる人出不足。常駐派遣と短納期・高度化による開発現場の疲弊とうつ病患者の増大。ここに来て負の側面が一気に噴出した状態となりました。
  そんな中、このまま年商10億円未満のソフトハウスは座して死を待つのか、と言えば決してそんな事はありません。実はこの成熟した業界にはチャンスがたくさん溢れています。会社は規模が大きくなれば、当然一人当たりの生産性を高くしなければ成り立ちません。規模が小さい方が勝負できるフィールドが多く存在しているのです。現場支援をしていると、その事が本当に理解できます。このブログでは、そんな中小ソフト会社の経営現場で感じた色んな事についてお話したいと思っています。    

※ブログをお読みの皆様にお知らせです。

  メルマガを同時に発刊しています。ご興味がありましたらお読み下さい。
   ソフトハウスのための幸福経営論 好評発刊中!

 http://www.mag2.com/m/0000186996.html

※ブログをお読みの皆様にお知らせ その2です。

 上記メルマガでも問合せを多く頂いていますが、無料小冊子
   『中小ソフトハウスを元気にする30の方法!』をご希望の皆様
   にお送りしています。4月から配布を始めて、現在301名の皆様
   にお読み頂いています!
   詳しい内容は下記アドレスからお読み下さい。

 http://www.funaisoken.co.jp/magazine/magazine_4/MG225/NM8527.html

※ブログをお読みの皆様にお知らせ その3です。

 8月に開催したセミナーが商品化となりました。
  耳から学ぶ、ソフト業界関連者、必聴のCDです
  詳細内容は、以下のURLをご確認下さい!

 http://www.funaisoken.co.jp/site/column/column_1191855670.html

 御連絡、お待ちしております。  以上、お知らせでした。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
運営事務局に問題を報告

最新ブログエントリー