Googleが「Pixel 6a」の過熱や発火を防ぐためのアップデートを配信してから数週間たったが、Redditユーザーがまた発火が起きたと報告している。
7月上旬、GoogleはPixel 6aのバッテリー容量と充電性能を意図的に制限するソフトウェアアップデートを提供した。
先週末、あるRedditユーザーが朝にひどい臭いと大きな音で目を覚ましたという、ややぞっとする体験談を投稿した。それによると、顔から約40cmの場所にあったPixel 6aが燃えていたという。火はシーツに燃え広がり、エアコンも損傷。このユーザーは煙を吸い込んだため、その日一日喉が痛んだとも訴え、焦げた端末の写真も共有した。
端末はサードパーティー製の45W急速充電器に接続されていた。
その後の更新によると、このユーザーは過熱を防ぐアップデート自体は適用していたが、バッテリー交換はしていなかった(持ち込み修理店が近くになかったため)。また、Googleからの電子メールは緊急性に欠け、「パフォーマンスアップデート」のためにバッテリー交換を「検討」するよう促す程度だったと説明した。
同じ投稿に対して別のユーザーも、アップデート後に以前はなかった充電時の過度な発熱があったと報告した。
バッテリーの問題が発生したのはPixel 6aだけではない。「Pixel 4a」でもバッテリー性能の問題があり、Googleは影響を受けた顧客に金銭的補償を提供した。「Pixel 7a」ではバッテリー膨張の問題が多発し、特別な延長修理プログラムを導入している。
筆者は、他のユーザーからもPixel 6aが発火したという複数の報告(アップデート提供前)や、過熱に関する多数の報告があることを確認した。
Pixel 6aを使用している場合は、Googleのツールでバッテリー交換や補償の対象かどうかを確認できる。対象ユーザーは、無償のバッテリー交換を受けるか、100ドルの現金、またはGoogleストアで新しい端末の購入に使える150ドル分のクレジットを受け取れる。
まだバッテリーを交換していないPixel 6aを使っているなら、低速な充電器で充電した方が良さそうだ。
アップデートを適用したPixel 6aでも問題が続いているのはなぜか、筆者はGoogleに取材を申し込んでいる。
【訂正(7月30日10時40分)】バッテリー交換プログラムの内容について紛らわしい表現がありました。訂正してお詫び申し上げます。
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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