JR東日本は7月3日、指定席券売機の新型機を7月から順次導入すると発表した。普段あまり指定席券売機を使わない利用者でも直感的に使えるよう、インターフェースを大幅に刷新した。
新型機の特徴は、従来の「指定席」「自由席」といった機能別のボタンから、「きっぷを買う」「きっぷを変更する」といった目的別のメニューに変更した点だ。このメニュー構成は事前のモニター調査で好評だったといい、利用者は一目で必要な操作を選択できるようになる。
また、モバイルSuicaで在来線に乗車した場合でも、新幹線乗換口に設置された新型機で新幹線のきっぷを購入できるようになった。これまでは在来線からモバイルSuicaで乗車して新幹線乗換駅に到着した場合、新幹線のきっぷを購入するためにはみどりの窓口に並ぶ必要があった。
さらに2026年春頃には、成田空港駅、羽田空港駅、山手線内の主要駅、仙台駅に設置されるパスポートリーダ付きの新型機で、Webで予約したジャパン・レール・パスの発券が可能になる。
新型機だけでなく、既存の従来機も10月1日に画面更新を行い、同様に目的別メニューと分かりやすいボタン配置に変更する。これにより、全国の指定席券売機で統一されたユーザー体験を提供する。
輸送障害時の対応も改善する。10月1日以降は、台風などの災害で新幹線や特急列車があらかじめ運休が決まっている場合、指定席券売機で利用者自身がきっぷの払いもどし手続きを行えるようになる。
また、新幹線が2時間以上遅れた場合の指定席券売機における払いもどし対象も拡大する。現在は東北、北海道、山形、秋田、上越、北陸新幹線の特急料金のみが対象だったが、10月1日以降は東海道、山陽、九州、西九州新幹線など対象列車と券種が拡大され、より多くの場面で指定席券売機での払いもどしが可能になる。
この新型機について、2025年度は首都圏を中心に約20駅、約160台を導入するという。 Amazonで現在開催中のセールを見る
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