Pew Research Centerの新しい調査結果によると、米国の成人の34%が生成AIツール「ChatGPT」を使ったことがあると答えた一方、20%はChatGPTについて聞いたことがないと答えた。
ChatGPTを使ったことがあると答えた人は、30歳未満の成人では最大の58%に上った。年齢が高いほどこの割合は低く、30〜49歳では41%、50〜64歳では25%、65歳以上では10%だ。学歴との相関もあり、学士号または大学院の学位を持つ成人の約半数がChatGPTを使ったことがあると回答したが、大学中退者では33%、高卒以下では18%にとどまった。
ChatGPTなどの生成AIツールの利用は、ここ数年で急激に増えた。ChatGPTは2022年末に人気が急上昇し、この数年で家庭でも知られる存在となった。Pewの調査はそれを裏付けており、ChatGPTを使ったと答えた米国成人の割合は2023年7月からほぼ倍増した。ただし、ChatGPTはこの種の唯一のツールというわけではない。他のIT企業も独自の大規模言語モデル(LLM)を開発しており、例えばGoogleの「Gemini」やMetaの「Llama」などがある。
今回の調査は2月24日から3月2日にかけて5123人の成人から回答を得ており、これらのツールの利用状況を示している。これらのツールは、文書作成から質問に対する回答の提示までさまざまな作業をこなす(ただし必ずしも正確とは限らない)。雇用されている成人の28%が仕事のために、26%が新しいことを学ぶために、22%が娯楽のために使用したと答えた。
Pewによる最近の別の調査結果では、多くの米国人労働者が仕事でAIを使うことに疑念を抱き、その影響を心配していることが分かった。その他の研究でも、AIが職場でますます一般的になる一方で、AIを使っていることを認める人に対して同僚や上司が「怠けている」とみなす可能性があり、社会的コストが伴うことが示されている。
もちろん、すべての人がこれらのツールを使っているわけではない。Pewの調査結果によると、成人の20%はChatGPTについて全く聞いたことがないという。この割合は65歳以上(33%)や高卒以下(34%)で特に高い。
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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