ビットキーは6月18日、JR東日本とfavyと共同で、Suicaのタッチデータとスマートロックの入退室データを組み合わせた実証実験を開始した。実験は新宿のアドホック新宿ビル内のシェアオフィス&フードホールで実施する。
この取り組みの核となるのは、JR東日本が提供する「タッチトリガー」だ。2023年に導入された「センターサーバー方式」の新Suicaシステムにより、駅改札でのタッチデータのリアルタイム検知が可能になった。累計発行枚数が1億枚を超えるSuicaの移動履歴を活用し、山手線内だけでも平日1日あたり約670万回発生するタッチデータを処理している。
実証実験では、前述のタッチトリガーとビットキーのスマートロックから取得した入退室履歴をリアルタイムで連携。これにより、ユーザーの施設利用状況を把握し、来店可能性の高いユーザー層への効果的なアプローチ、施設内行動パターンの分析による再来店の促進、リアルタイムでの割引クーポン配信などが可能になる。
個人情報の取り扱いについては、タッチデータを利用者の同意を得た上で、施設利用の傾向分析やクーポン配信の目的で活用。Suicaに登録された氏名、生年月日、電話番号はサービス提供事業者に共有されず、Suica番号などは暗号化によりセキュリティに配慮している。スマートロックの入退室履歴も同様に、利用者の同意を得たうえで活用される。
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